美しい髪の維持に欠かせない【CMC】2つの大きな役割

理論

こんにちは、ヨシダです。

前回の投稿では、ダメージの原因について簡単に説明しましたが、今回は、その記事に少し出てきた「CMC」という成分について説明したいと思います。

この成分は、キレイな髪を維持する為にとても重要な役割を担っているので、サロンワークでは常に意識する場面が多いかと思います。

大事なことなので今回と次の記事の2回に分けて説明していきますね。それでは始めましょう。

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CMCとは

CMCって、詳しく解説されている本なんかを読むと、わりと難しい説明が多いんですよね。

もちろん大事なことなので知ってて損はないのですが、そこまで難しいことを覚えなくてもサロンワークで困ることはないので、できるだけ簡潔に説明します。

簡単に言うと、タンパク質と脂質などで構成された成分で、毛髪表面のキューティクルや内部のコルテックスの隙間に存在し、それらを接着して剥れにくくしています。

接着といっても、ボンドで固めるのとは違って、柔らかい接着力でキューティクルや内部のコルテックスがズレることができるイメージです。

ヨシダ
ヨシダ

この画像の青い部分がCMC。これが無いと、コルテックスもキューティクルもバラバラになりやすくなるんです。そう考えたら、なんか重要な気がしませんか?



路をつくるCMC

CMCの一つである18-MEAと呼ばれる成分は、キューティクルCMCのみに存在する脂質で、頭皮の毛穴から分泌される皮脂が、18-MEAを辿って毛先まで運ばれて自然なツヤを出すのに役立ちます。

健康な髪というのは、本来こうやって自らの皮脂をキューティクルの表面に運ぶ能力(自己回復能力)で自然なツヤを出しているんです。

いずれ詳しく話しますが、CMCはアルカリに弱いので、施術で使う薬剤によってはキューティクルにある18-MEAは簡単にはぎ取られてしまいます。

そうなると一体どうなってしまうのかイメージできましたか?

皮脂を毛先までうまく運べなくなるので、ツヤが出にくい髪になってしまうのです。

このようにCMCは、接着剤の役割だけでなく水や脂、パーマ剤やカラー剤などの薬剤の通り路という重要な仕事をしているのです。

例えばカラー施術においてCMCが不十分だと、カラー剤は髪の奥まで届きにくく、表面に留まった色素が発色してしまうため、色がくすんだり、落ちやすくなってしまう可能性があります。


ナノ化CMCとは

CMCを、より髪の内部へと効果的に届けるためには、ナノ化(1ミリの100万分の1) したCMCが適しています。

「ナノ」は大きさを表す単位ですが、成分を超微細化した技術のこと。すごいですよね。

ヨシダ
ヨシダ

赤いところがCMCの浸透した部分。ナノ化CMCは内部まで浸透しているのに対して、ナノ化してないCMCは内部までしっかり浸透してないのがわかりますね。


参考までにナノ化CMCを高配合した商品の浸透実験動画があるのでご覧ください。こんなに違うのか!というのがよくわかりますよ。

ワクワクneoミスト 浸透実験



いかがでしたか?

健康な髪って、先ほど少しご説明しましたが、適度に皮脂がキューティクル表面にあるので、基本的には水を弾きやすくなっています。

子供の髪をイメージしてみてください。それが本来のキレイな髪なんです。

なので、この動画のように、ただ水の上に髪を置いただけでは案外、浸透しにくいんですよ。もちろんよく混ぜたりすれば浸透していきますけどね。

その反面、ナノ化CMCがあると、髪表面の脂質と馴染むのはもちろんですが、超微細化されたCMCが髪の中にスーッと浸透して、さらに水の浸透を加速化する訳ですね。

接着させるCMC

しかしながら、ハイダメージの髪にある大きな空洞(=ボイド)を埋めるためには、ナノ化CMCではなく、大きいサイズのCMCの接着力が必要になってきます。

どんなにタンパク質を補給しても、それだけでは抜けていきますので、接着が得意なCMCを補給することにより、ボイドの中でそれぞれが定着しやすくなります。

また、損傷して立ち上がり、元に戻りにくくなっているキューティクルの接着もしますので、これはこれで万能で使い道の多いCMCです。

接着が得意なCMCは、乳液状〜クリーム状のトリートメントに高配合されてることが多いですね。

このように、CMCは種類によって得意な役割が違うのです。

CMCの2つの役割

  • 小さなCMCは路づくりが得意
  • 大きなCMCは接着が得意


こんな感じでシンプルに考えるとイメージしやすいと思います。

次回は、サロンワークの施術に少し結びつけた説明もしていく予定です。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

前回の記事

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