現在の働き方に至る経緯〜カトゥーン日記〜

TOOLMAGAZINE企画

都内のシェアサロンにてフリーランス美容師をやっております『りょうへい』と申します。

腕を組む男性

そんな僕は郊外にある地域密着型サロンで社員として9年、同サロンにて業務委託として3年。

現在面貸し3年目のフリーランス美容師6年生。


この美容ツイサロマガジンでは自身の現在進行形な経験を生かして、[カトゥーン日記]と題しリアルなフリーランス美容師のあんなことやこんなこと、『えっ、そんなこと言っちゃっていいの?』的なことを発信していけたらいいなと思っております。


記念ずべきキリ番である第20回目の今回は、

「現在の働き方に至る経緯」

というテーマで書いていきたいと思います!


今回の記事はこんな方にオススメです。

美容師になる前の美容学生さん

・下積み真っ只中のアシスタント美容師さん

今後について悩んでいるスタイリストさん


僕は現在はフリーランスとして活動していますが、元々は正社員としてアシスタント時代をしっかり過ごしスタイリストとして何年か活動しておりました。


特に波乱万丈な美容人生ではなく、ジェットコースターのような展開はありませんが最後までお付き合いいただければと思います。笑


そしてめちゃちゃ余談ではありますいが今ウチの愛ネコであるPOPOIにガン見されながらこの記事を書いています。

それでは張り切って行ってみましょう!

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どんなアシスタント時代を過ごしていたか?

カラーを塗る人
アシスタント6年目の僕

はじめにお伝えしておきますが僕のアシスタント時代は一般的な下積み期間でいうとおそらく長かったと思います。


その年数なんと、、、6年


マジかよ?と思ったそこのあなた。


正解。


なんなら僕が一番マジかよと思っていましたから。笑

なんてったって小学校1年生だった子が6年生になっちゃったわけですからね。


当時、都心の有名店であればアシスタント10年とかもざらにあったようですが僕が務めていたのはなんてことない郊外にあるサロン。

スタイリストデビューまではスムーズにいけば3年でデビューできるカリキュラムであったはずなのです。



が、、、なんていうんですかね。笑

地域密着型店舗だったということもあり地域の人に愛されてぬくぬく育った結果なのか、思いの外時間がかかってしまいました。(猛省)


練習しなかったわけじゃないんですが、今思えば効率が悪かったんです。

人に聞く、先輩に聞くのが苦手で教えてもらうのが下手だったんだと思います。

自分一人で練習して上手くなって驚かせてやる的な気持ちでいっぱいだったんです。(姑息)


当時は今では当たり前のようにあるオンラインサロンがあったわけでもなく、SNSで上手な美容師さんのカット動画やカラーレシピを探せるわけでもなく、情報源は自分のサロンの先輩や火曜に行われることが多かった外部講習、そして新美容にPEEK-A-BOOのカット本。


あまりの効率の悪さから刈り上げなんて1年レッスンしていたので最終的に狭いワンルームは坊主頭のウィッグだらけでした。笑


今では美容学校卒業して1年目でフリーランスとして活動している美容師さんがいるんですもんね。

穴があったら入りたい、なんともお恥ずかしい限りです。



とはいえその6年は僕の中では決して無駄ではなかったと思っていて、流石に6年もアシスタントをやっているとカット以外は当然入客することができます。


下手すりゃスタイリストの先輩よりもカット以外の施術数はこなしていたのでおかげさまで経験値だけはしっかりと稼ぐことはできました。


当時は営業はもちろんですが、営業前と営業後の練習が一番楽しかったんです。

効率は悪いクセに練習は好きという、、、(だから6年もかかったんでしょうね。笑)


僕が務めていたのは朝9時から夜22時まで営業しているサロンだったので練習はその前後の時間。

だいたい始発付近の電車に乗って帰りはほぼほぼ毎日終電、電車逃して2時間近く歩いて帰ったこともありました。


今思えば大変だったけど当時は本当に楽しかったんです。

できなかったことができるようになる感覚や、分からなかったことがわかるようになる感覚。

僕は理系上がりで頭が鋼のように硬かったので展開図が全く理解できず、何度も先輩に聞いて何度ため息つかれたかわかりません。笑


一つ一つクリアしていった技術をお客様に提供してお代を頂く。

美容師の本質である職人という部分を認めてもらえていることが嬉しかったです。

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スタイリストになってどう変わったか?

横を向く男性
スタイリストデビューを果たし6年伸ばした髪を30センチ切った僕

やっとの思いでスタイリスト試験に合格しデビューした7年目、恥ずかしながら自分で自分にめちゃくちゃ期待をしていました。

『準備期間はたっぷりとった、もうスタイリストデビューしたら爆発的に売れるに決まっておる!』



そんな気持ちでデビューをした2013年の3月1日、初日から天狗よりも伸びきった鼻を一瞬にしてへし折られました。


忘れもしない最初の入客はフリーで新規のお客様で、メニューはなんてことない6トーンくらいのリタッチ。

アシスタント時代何度も、いやきっと何百回もこなしてきた施術なのに一気に緊張してしまい頭が真っ白になりました。

『え、これ何トーンの薬使えばいいの?』

『色味はブラウン?アッシュ?マット?』

本当にそんなレベル。



このときスタイリストになるといういことは経験が必要なだけでなく責任感が発生するということを痛感しました。


アシスタントであれば多少ミスをしても先輩スタイリストがフォローしてくれる、失敗しても先輩に怒られるだけ、そんな甘い気持ちで取り組んでいたんだということにやっと気づき反省しました。


それからは指名されることや失客することを経験し、技術はもちろんのこと接客面や施術にかける時間を自分の中で常にアップデートしながら美容師という仕事に対するやりがいや楽しさを感じることができるようになりました。


正社員のスタイリストとして3年が過ぎた頃そこそこの指名顧客がつき、店舗の中では売り上げも上位になってきました。


そこで自分の中で悶々とし始めたのがお給料の問題です。

ある程度売り上げを上げているのになんでこれだけしかもらえないんだと不満を抱くようになりました。

これも今思えば本当に生意気だったというか反省しています。

当時の会社の社長に土下座したいレベルです。



いや、土下寝です。

業務委託としてリスタートをきる

帽子をかぶった男性
業務委託時代、めだか師匠と僕(NGKにて)

当時自分が上げていた売り上げに対して給料が少ないんじゃないかと不満を抱いていた僕は、「業務委託」という働き方を知ります。

ちょうど都内にも「委託サロン」と呼ばれる美容室が増え始めた頃でした。


簡単にいうと集客にかける広告費や材料費は会社が負担してくれるけど売り上げに関したは完全歩合。

基本給はなく、やったらやった分の出来高制で保証は何もない働き方、いわゆる外注美容師です。


当時勤めていたサロンはどちらかというと顧客平均単価が低かったので、社員の時よりも手取りの報酬を増やすためにはたくさんのお客様の数をこなす必要がありました。

当然アシスタントもおらずマンツーマン施術だったので一人で限られた時間なるべく多くのお客様を担当するにはスピードが命。

毎日9時から21時まで出勤して、だいたい1日に12~15人程度担当させていただいてくという生活を繰り返す日々。


休みを取らない月もあったかと思います。


ただそういうサロンワークを続けているとこんなことばかり考えるようになるんです。

・いかに早く終わらせるか。

・省けるところはとことん省こう。

・こだわることをやめよう。

こうなってくるとただただ作業になってしまい、本来美容師であれば感じるはずの喜びや楽しみが何一つなくなってしまったんです。


美容師を続けることに楽しみを見出せなくなってしまいました。


当時は毎日休みなく働いていたので自分の時間もなくリフレッシュする余裕もなくなり、寝てちょっとしたら起きてまたすぐ仕事という負のループの繰り返しで精神的にも体力的にも限界。

僕の美容師人生で一番末期だった頃です。

シェアサロンで独立をするという選択肢を知る

二人の男性
シェアサロン にてお客様にコミットする僕(NOW)

そんなボロボロの状態で業務委託を続け2年半ほどたった時、当時ほとんど使っていなかったTwitter(フォロワーなんて100人いなかった)を何げなく開くと「シェアサロンで働くフリーランス美容師さん」という方が出てきたんです。


「シェアサロン?」

「シェンロン?」

「ドラゴンボール」


ほんとこんな感じだったのですがとりあえずなんとなくその美容師さんのツイートを見てたんです。


そしたらその美容師さんのツイートがキラキラしてて眩しくて、、、

『美容師楽しい!』

が爆発してたんですよね。


当時僕にないものを全部持ってたんです。

なんか羨ましくて泣きそうになちゃって。笑


特に知っている方でもなくフォローしたりされているわけでもない方だったのですが気がついたら突発的にDMを送ってました。


『シェアサロン教えてください!興味あります!』


当時インスタもツイッターもとりあえずやってはいましたが、知らない方にDMを送ったのもその時が初めてです。

ちなみに送信履歴は2018/11/14/ 11:32 になってました。


僕の美容人生が大きく動き始めた瞬間です。

そしたらその方はすぐに返信をくれて、シェアサロンことはもちろん、フリーランスとしての働き方やご自身の売り上げや集客の方法や実績、細かく教えてくださいました。


そんなこんなでお誘いをいただき、その次の週にはサロンの見学へ。


びっくりしたのはたくさんの美容師さんがそこで生き生きと楽しそうにサロンワークをされていたことです。


いや別にびっくりすることじゃないはずなんですが、当時の自分には驚愕の光景でした。


特に個室だったというのもありどの美容師さんも一人のお客様に全力で向き合っている姿勢が額縁に飾った絵みたいにかっこよく見えたんですよね。


そうそうこれが僕が美容師になった頃に憧れていた美容師像だよなと、忘れていた気持ちを思い出させてくれました。


見学の最後にバックルームも案内していただき、そこで声をかけてくれた美容師さんがこんなことを言ってくれたんです。


『なんでも聞いてくださいね!同じ美容師なんですから!』


このときの僕はスラムダンクでいうところの安西先生にバスケがしたいですと泣き崩れるミッチー、まさにそんな感じでした。

そう、僕が求めていたものや欲していたことはお客様一人一人としっかり向き合って楽しく美容師がしたいということだったんです。

純粋にこれだけ、その時はもうお金のこととか本当にどうでもよくなっていました。



それから数ヶ月後、改めて今の会社の副社長様と面談をさせていただき、当時の悩みや不満や今後の不安をお話しさせていただきました。

ひとしきり話を聞いていただいた後、帰り際にこんなことを言われました。



「今日ここにきていろいろお話をしてくださったということは加藤さんの中ではきっと答えが出ているはずです、いつでもお待ちしています」(ニコっ!)



この言葉と笑顔に背中を押された2ヶ月後、僕は青山でフリーランスとして独立し今の働き方を現在も継続させていただいています。

いちフリーランスとしての独り言

両手を広げる男性

この美容サロマガジン内でも別の記事にてお話しさせていただいていますが、フリーランスという働き方はもちろんいい面あれば悪い面もあります。

正社員で働いていた時の方が良かったこともありますし半分フリーランスのような業務委託として働いていた時の方が良かったこともあります。

どんな選択肢であれ結局働き方の一つにしか過ぎないので自分に合う働き方を選べばいい、そんな単純なことでいいと思っています。



偶然僕が美容人生において路頭に迷っていた時にたまたま出会った働き方が「フリーランス」だったということ、たまたまそのタイミングで「シェアサロン」というものを知ったこと。

これだけです。



フリーランスとして美容師をやっていると不安なことは多いです。

でもその代わり僕は今までの美容人生の中で一番お客様とも密接に関わることができているし、時間にゆとりを持つことで自分にも余裕を持つことができるようになったので心がおだやかになりました。

とはいえ集客だけでなく発信をし続けないと誰にも気づかれないので毎日必死です。笑

でもそれすらも楽しくて心地がいい。



最初にもちらっとお話しましたが今は美容学校を卒業して1年目からフリーランスになる美容師さんもいます。

そうでなくても2年目や3年目の美容師さんでも自分で発信をして集客して美容師として頑張っている姿はたくましくもカッコよくもあり、やはり何より楽しそうなんです。

それだけではいけないかもしれないですが僕はそれでいいんではないかと思ってます。


美容はエンターテインメント、美容師はエンターテイナーでありお客様を楽しませ喜ばせなければいけません。

それを提供する美容師がまず楽しまないことにはお客様にエンタメを提供することができないと思っています。

お金なんて美容師を心の底から楽しめば後からついてくると思っています。



とにかく今は美容師として初めてフロアに立った美容人生初日の気持ちを忘れないようにしたいです。

僕は念願叶って嬉しくて震えました。

床はきもろくにできなかったのはここだけの秘密です。笑



僕はこれからあと何年この「フリーランス」という働き方をするかわかりませんが、もうちょっとだけ楽しみたいと思います。


今悩みを抱えている美容学生さん、デビューに苦しむアシスタントさん、サロンワークがつまらないと感じているスタイリストさん。

美容人生何が起こるかわかりません。

僕はTwitterのたったひとつのツイートで大きく人生が変わりました。

もしかしたらこのツイサロマガジンの誰かの記事があなたのターニングポイントになるかもしれません。




そして僕でよければいつでも相談に乗りますよ!





同じ美容師なんですから。




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