パパ美容師が育休を取る最低限の知識

編集長の戯言シリーズ

TOOLMAGAZINE編集長のくらたです。

くらたって誰?」という方のために自己紹介作りました。

TOOL MAGAZINEってなに?という方はこちらをご覧ください。

今回は僕も取得をしたことのある「育休」についてのお話をさせていただこうと思います。

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男性育休の現状

パパにも育休の参加を促すため、国は育休義務化を推進しているのはご存知でしょうか?

なんかいい感じに聞こえますが、逆に考えると、「義務化」にしなければならないほど男性が育児休暇を取得するのは困難な社会であるともいえます。


男性育休の取得率について

厚生労働省が令和元年7月に発表した『男性の維持休業の取得現状と取得推進のための取り組みについて』によると

育児休業取得率は女性は80%台で推移している一方、男性は低水準であるものの上昇傾向にあるそうです。

とはいえ男性の取得率は6.16%と非常に低い推移であることは間違いありません。


男性育休が伸びない理由

主な理由は以下のようになります。

・会社で育休制度が整備されていなかった
・業務が繁忙で職場の人出が不足している
・職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だった

などが男性が育児休業を取得しなかった理由の上位となっています。


女性の立場とは違い、いまにだ「男は働くもの」という認識が強く残っており、育休取得を阻む大きな壁となっているようです。

このような現状を打破するために厚生労働省は男性育休の取得を推進するためのプロジェクトが始められることになりました。

それが「イクメンプロジェクト」です。


イクメンプロジェクトとは


積極的に育児をする「イクメン」の仕事との両立に取り組む「イクメン企業」を支援し、好事例等を周知、広報するプロジェクトのことです。

詳しくは⇨イクメンプロジェクト からご覧ください。

政府始動でこのように男性育休取得を推進してます。


将来的には現在の男性育休取得率を「6.16%→13%」まで上げることが目標としています。

とはいえ、女性に比べてたら圧倒的に少ない数字ですが、取得を促すプラットホーム作りが進められていることは、これからのパパの後押しになることは間違いありません。


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男性の育休制度について


育児休業給付金


育児休暇中、給与が支払われない場合に、労働者が雇用保険から受け取れる手当のことです。

育児休業は子供が1歳に達するまでの育児休業の権利を保障しています。
(保育園に入所できないなど、一定の場合は最長2歳まで取得可)

この育児休暇給付金は育児休暇中に支給され

・休業開始から6ヶ月までは育休取得前の給与の67%
・それ以降は育休取得前の給与の50%

にあたる手当を受け取ることができます。つまり、育児休暇を取得しても「収入が全くない!」という状態にはならないため、経済的に生活を圧迫するかもしれないという不安は軽減されます。


パパ・ママ育休プラス

夫婦両方が育児休暇を分担して取得することで、パパ・ママのどちらかが1歳2ヶ月まで育休取得期間を延長できるという制度です。

共働き夫婦にはありがたい制度ですね、両方もしくは片方ずつが育休を取得できるので働き方や、保育園の事情によってフレキシブルに取得できる制度となっています。


パパ休暇

男性の場合「パパ休暇」という制度を利用して、2回に分けて育児休暇を取得することが可能です。

ママの育休期間中にパパが一度育休を取得していれば、特別な理由がなくても「パパ休暇」を利用して再度育児休暇を取得することができます。


パパ美容師が育休を取る際にしておく準備


会社へ申請

育休は育児・介護休業法で認められた労働者の権利のため、基本的にはスタッフからの育休の申請を企業は拒むことは出来ません。

とはいえ誰でも取得することができない権利でもあります。

・入社1年未満
・退職予定がある
・1週間の所定労働日数が2日未満

の方は前章の支給の対象外になる可能性があるため条件に当てはまるかどうかを企業の人事担当と話し合っておく必要があります。

条件がクリアできていれば1ヶ月前までに「育児休業申出書」を人事担当者に提出します。

人事担当者は内容を確認した上、おおよそ2週間以内に「育児休業取扱通知書」を書面で交付する必要があります。

少なくとも口頭で済ませて後々トラブルになるようなことは避けた方がいいはずです。正式なステップを踏んでおいた方がいいに越したことはありません。


スタイリストへ引き継ぎ

どれくらいの期間取得するかにはよりますが、長期サロン離脱をする際はお客様の引き継ぎをしなければなりません。

来店周期を考えると、最低でも2~3ヶ月前には育休の申請を会社に申し出ておくことがオススメです。

もちろんお客様に挨拶ができない場合もあり、予約をしてみたら「育休期間中です」で悪い気を起こす方は少ないかもしれませんが「じゃあ誰に担当して貰えばいいの?」とお客様にストレスを与えてしまう可能性は極力避けなければなりません。

代わりに担当してもらうスタイリストに注意事項やどんな提案をしているかなどはもちろんですが、一緒にお客様への挨拶を一度済ませておいた方がいいですね。


また、美容師以外の業務を任されている場合営業に支障が出てしまうことも避けなければなりません。

材料の発注、教育の進捗などあなたが関わっている範囲のものに関してはできる限り他スタッフに共有しておくことで育休期間中に頻繁にサロンから連絡が来て「〇〇さん!あれってどうなってます???」みたいなことにならないようにしておきたいですね。

ワンオペ(あんまり好きな言葉ではないですが)で育児をしていると連絡のやりとりにどうしてもタイムラグが生じてしまいやすくサロンスタッフにストレスを与えてしまう可能性があるので極力避けたいところですね。


くらた編集長の場合


私が育休を取得したときは申請に関しては、口頭のみで代表に伝えていました。特別トラブルになるようなことはありませんでしたが、調べた今となっては正式なやりとりを踏んでおいた方がよかったと感じています。

当社の場合は代表が理解のある方、というよりは「お前育休取らなくていいの?」みたいに促してくださったので「あ、僕も育休とってもいいんだ」というところからスタートしました。

きっと男性はこのような気持ちで動いている方が多いのではないかと思います。

「本当は取りたいけど、なんとなく会社に言い出しにくい」
「そもそもうちの会社は育休って取れるのだろうか?」

くらいの感覚でいらっしゃる方は多いのではないでしょうか?私もその1人でした。


さらに、お客様の引き継ぎに関しては、育休の取得期間は産後の1週間、その後は2〜3ヶ月は出勤をしながら通常の休みより少し多めに休みをもらうという形で育休を取得していました

なので、引き継ぎ等は行わず、お客様への一斉連絡のみで済ませました。

合間の出勤日もある程度私たち夫婦が子育てに関してなんとなくわかってくるまでは、スタッフに申し訳ないとは思いつつも営業終了後すぐに家に帰らせてもらい、できる限り妻の負担を減らすよう努めていました。

とはいえ毎日のように怒られていましたが(笑)


しかし、子供の成長を間近で見ることができるかけがえのない時間をもらえたことには非常に感謝をしています。イクメンとして「どや」ができるとかではなく、家族が増えるというライフイベントを仕事を理由に参加できずに後悔することがなかったことが何より大切な時間でした


まとめ

パパの育休取得は可能です。

会社にがどうとか、お客様がどうとかもちろんあるかとは思います。

とはいえ、あなたの家族のもとにやってきた新しい命

育てるのは母だけではありません、当然、あなたの力が必要です。

環境によってママは助けを求めることができない場合もあります、そんな時に一番そばにいてあげなければいけないのは「パパ」でないと。

制度を使う使わないはもちろん自由ですが、知っておくことが大切です。

これからパパになる人へ、参考になってくれたら幸いです。


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