編集長のくらたです。
みなさま今年もよろしくお願いします。
さあ行きましょう、新年1発目。
今回の記事は「美容師は全員クリエイター」というお話。
デザインを作り上げたりとか、何かを生み出すとかのアートの話ではありません、期待して開いた方はごめんなさい。
今回の内容は美容師という職業、全員がクリエイターだという自覚を持つと職業の見え方が変わるはず!ということで記事に起こしてみることにしました。
オシャレ感とかそういったのは皆無の私の記事ですが絶対役に立つはず、そうであってくれ。
もうすでにクリエイターの方も、そうでない方もよろしければ最後までお付き合いください。
そもそもクリエイターって

みなさんはクリエイターと聞いてどんなイメージするでしょうか?
私は「オシャレな響きだな」という印象しかありません、声を大にして言ってみたいランキング10位には入ります。
そもそもクリエイターとは、自分の持っている能力やスキルを、目に見えるモノとして形にすることを仕事とする人のことです。
自信の価値観を表現するアーティスティックな作品を世に出すクリエイターもいれば、お客様のニーズや目的に合わせたものをデザインにおとして形にするクリエイターもいます。
一概にクリエイターといってもその種類は様々なんですね、知ってました?
私たち美容師もしばしばクリエイターと呼ばる職業。
なぜこう呼ばれるのでしょうか。
美容業界でクリエイターって呼ばれるのはどういう人?

美容業界ではどのような美容師がクリエイターと呼ばれているでしょうか?
一緒に考えてみましょう。
クリエイティブ撮影
まず思い浮かぶのは、クリエイティブ撮影をする美容師ですよね。
ちなみに私が所属するサロンはめちゃくちゃ盛んです。
普段サロンの中でお客様に提供するデザインとはかけ離れ、非日常的な作品をつくりだす人々。
つまりコンテストに出場する美容師がこれに当たります。
創造をするという意味で、クリエイターの”ど真ん中”だといえます。
普段どんなこと考えてるんでしょう、本当に尊敬してます。
この場合のクリエイターってアーティストとしてのイメージが強いですよね。
美容師といえば撮影という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。
カリスマ美容師
続いては、いわゆるカリスマ美容師と呼ばれる人々。
圧倒的なヘアデザイン、デザインセンスを用いてお客様を魅了する美容師のことですね。
ストイックなまでに美容を追求している生き方は同業の私たちをも惹きつけます。
私の浅い言葉でこのような美容師を言い表すのことはできません。
このような人たちは様々なメディアに取り上げられ、業界紙にも出ています。
今もたらしている結果ではなくカリスマと呼ばれるに至るプロセスは一度目を通しておくことをお勧めします。
いずれにせよ、このような人々のことも一般的にはアーティストとして認知されているのではないでしょうか。
コンテンツクリエイター
Webコンテンツに動画や画像、テキストなどを作成して世の中に発信している美容師もクリエイターと言えるでしょう。
私はここに当てはまるんじゃないかと思ってます(そうであってくれ)
- YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツ
- ブログなどの文字コンテンツ
- InstagramやPinterestなどの画像コンテンツ
などが当てはまります。
目的は様々ですが、WEB上で作品を世の中に排出している人たちもクリエイターですよね。
このような発信をしている人たちのことは「コンテンツクリエイター」と呼ばれています。
こう挙げてみると見えてくるのは、美容業界の中では作品作りをしたり、デザインセンスが高い人物がクリエイターとして認知されてますよね。
要約すると、クリエイター=アーティスト(芸術家)という意味合いで使用する機会が多いのではないでしょうか。
なぜ美容業界で「クリエイター=アーティスト」になったのか

美容師というのはアートやデザインの要素と密接な関係のある職業です。
髪を通じて人の美しさを追求する職業である以上、切っても切り離せない関係ですものね。
「ボサボサのヘアスタイルにしたい!」と思う人がいないのは、皆が心のどこかに美しさに対して憧れを持っているからです。
ボサボサでも似合うのは藤井風さんみたいにアーティストのオーラが出てたり山田孝之さんみたいに男臭さがあるから、うらやましいな。
クリエイター=アーティストが紐づくようになっているのは、美容学校時代どのように過ごしたかを噛み砕くと見えてきます。
学校の方針にもよりますが、美容学生時代には必ずといっていいほどヘアデザインを競うコンテストがあります。
学園祭など学校内でのイベントや、ディーラーやメーカーが主催する学校外でのヘアショーやコンテストなどですね。
少なくとも取材させていただいた学校はいずれかのイベントが必ず行事に含まれていました。
目的はいろいろありますが、一つピックアップするならば学生たちにデザインセンスやバランス感覚を身につけてもらうことといえるでしょう。
美容師になる上で必要不可欠なスキルですからね。
つまり、ほとんどの美容学生は何かしらの作品づくりに必ず触れきているわけです。
また、カリスマ美容師に憧れてこの業界に飛び込んでくる若者も少なくありません。
ビューティフルライフやビューティーコロシアムなどで美容師がメディアでピックアップされたことをきっかけに美容師希望者が激増した「カリスマブーム」をはじめとし…ってカリスマブームって知ってます?
今でも美容業界を牽引する美容師に憧れて飛び込んでくる若者たちはまだまだ健在です。
ちなみにここでいうカリスマ美容師というのは先述しましたが、圧倒的なヘアデザイン、デザインセンスを用いてお客様を魅了する美容師のことです。
結果的に作品づくりをする人やデザインセンスが高い人=クリエイターのポジションが確立しているわけです。
美容師はアーティストじゃなきゃいけないのか
美容業界にいるとこの感覚はいたって当たり前の考え方で、何の疑いもなく使用しているワードになっているんじゃなかと思うんです。
「クリエイターってすごい人たちのことじゃん」と思ったあなたに言いたい。
「ちょっと待て」と。
いや、すみません、別に結果を残している方達に喧嘩売るとかそういうわけではないんです「お前ら別にクリエイターでもなんでもないだろー!!!」とかを言いたいわけじゃないんですよ。
そんな炎上狙いの記事みたいな大げさなもんじゃないですが、もう少し柔軟な頭で考えてみましょう。
屁理屈だ!と思ったらごめんなさい。
でも、美容師さんたちが「あ、僕もクリエイターだ」って感じてもらって、この仕事に誇りを持って欲しいのです。
逆にそう思えないならちょっと美容師向きじゃないかも。
ふう…じゃあいきます。
美容師は皆クリエイターだ

冒頭でもお伝えしてように、美容師は全員がクリエイターだと私は信じています。
デザインを提供するスタイリストに限らず、若手のアシスタントもそうです。
なぜか?
私たちの仕事はお客様の直接的、もしくは裏に隠れたニーズを探って、想像して、考えてサービスや技術を提供する仕事だからです。
本気で本気で本気でやった先にお客様の満足や感動を創造する仕事です。
スタイリストがお客様に提供するヘアデザインに限らず、シャンプーやマッサージの強弱、膝掛けやドリンクの有無、提供する雑誌の種類、お荷物をお預かりする順番…挙げたらキリないですが要するにサロンで美容師ができること全てです。
お客様の満足や感動を創造する仕事は大いにクリエイティブだと思うのです。
お客様から出てくる全ての言葉が本音だったらそれに応えればいいだけですからロボットでもできます。
そうじゃないんです、本当の要望が聞くことができる機会なんていうのは滅多にないんです。
思ってはいるけど直接言葉にできない、そもそもそんなことあまり考えてもいなかったけど本当はそうしたい思いがある、などなど。
そんな表面に出てこない”お客様が本当にやりたいこと・なりたいもの”を美容師は察して形にします。
つまり、空気を読んだり、痒いところに手が届くようなお客様の要望に応えるのは人間味がものいいます。
ロボットには絶対にできないクリエイティブな仕事ではないでしょうか。
探って、想像して考えた先に創造する、美容師にはとても重要なスキルです。
ですがこれは技術ができる、センスがあるは関係なく、何も持っていなくても発揮するのできるスキルです。
サロンで働く誰でも持つことができるんです。
いや、この考え方でいったら接客業に携わる人は全員クリエイターなのかもしれません。
作品がつくれるやデザインセンスが高いじゃない、お客様の感動や満足を創造できる美容師は全員クリエイターです。
どうです?自分がクリエイターだと思ったらワクワクしてきません?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
美容師は全員がクリエイターである。
作品づくりができる人やデザインセンスが高い人のことを指しているワードではなくなってきたんじゃないでしょうか?
人間味によってお客様の満足・感動を生み出すことのできる職業はそう多くはありません。
美容師全員がクリエイターの自覚を持つことで、よりお客様の感動・満足を創造することの楽しみを感じてくれたらなによりです。
あなたはクリエイターになれますか?
さあ、今日もお客様の満足・感動を創造していきましょう。
昨年に引き続き、美容業界の「知らない」を解決するコンテンツづくりをしていきます。
今年はちょっと面白いことが起こせそうな予感がしております。
TOOLMAGAZINEのリニューアルもお楽しみに!
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TOOL MAGAZINE編集長
美容学生と美容師に取材を行っている
本職は美容師
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