経営コンサルタント目線の美容業界の行く末

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みなさま、ごきげんよう。ハンナです。

前回自己紹介を見てくださった方、ありがとうございます。

まだの方はぜひチェックしたうえでこの記事を読んでいただけると美容師でないのにツイサロで発信している私の生態がわかるので、うれしいです。

さてさて!今回は共通お題について書いていきたいと思います。

折角なので普段上場企業含め、企業の経営戦略、マーケティング、ブランディングをしている経営コンサルタント・鈴木葉留奈の目線からちょぴっとお話しできればと・・。

経営コンサルタントっていうと怪しまれることが多いのですが、コンサルティングファーム出身ですのでご安心を・・。むしろ、変な人が多いおかげでハードモードで頑張ってるコンサルのみなさんのイメージも悪くなっているので風評被害だわと思っちゃってます!怒(経営コンサルタントっていって右脳左脳のセミナーをしてるっていうよくわからない人もいるのでご注意ください)

各項目内に「未来はこうだけど、私の希望はこう!」と書いてますのでハンナの想いもピックしていただければうれしいです🐤前回とくらべて、まじめにかいてます!!!!MAJIME!

細かい部分は書ききれないので、今後コンテンツやパッケージにできればと思っています。

未来予想は業界分析から

事業をつくっていくとき、組織をつくっていくとき、

「未来予想図ー現状」のギャップから階段を下ろしていきます(NOT積み上げ式)。

未来予想図をつくるときには、現状分析から各ポイントごとにリサーチをかけてくるっと統括してイメージをつくっていきます。

そのとき、コンサルタントが使うのが『フレームワーク』です。

フレームワークはネットや書籍でも勉強できるので知っていて損はないですが、自社にあわせたリサーチが難しいです。(なのでここがコンサルタントの腕の見せ所)

フレームワークでよくご存じなのは4P分析(Place/Product/Price/Promotion)です。

業界分析のときはSTP分析や5force、3C分析が一般的です。

今回は全部はできないのでPEST分析をサクッとしていきたいと思います。

業界分析のフレームワークは自社分析もできるので、ご自身の美容室でも一度チェックしてもらうことをおすすめします!

美容業界のPEST分析をしてみた

現代×コロナ禍での分析です。サクッとつくったのでミーシーになってなくてすみません!

青アンダーがコロナ影響部分です。

Politics政治的要因海外旅行客がこなくなった
Economy経済的要因給与の低下に伴う顧客消費意欲の低下
Society社会的要因・少子高齢化
・フリーランスビューティシャンの増加
電車移動の懸念から都心への移動が減った
長時間の対面が懸念されている
引きこもることに疲れている人が増えている
Technology技術的要因ECの普及
・AIの普及
・D2Cブランドの普及
・ビューティシャンのSNSPRのあたり前化

各店舗で行うときは、Societyの部分がもっと地域的になってきます。

(例えば、「今新築マンション建設中→若夫婦、familyが増える予想」など。そこからSWOT分析に落とし込めればブランディングの方針が見えてくるかとおもいまっす)

PESTで洗いだして、みなさんはどうなっていくと思いますか?

私が思うのは、美容師のみなさんが薄々感じている部分が顕在化していくと思っています。

①都心部の件数は減少、住宅街の件数は維持。→美容室件数は減少

②価格の2極化が早まる→低価格チェーンと高価格プライベートサロン

③SNSビューティシャンPRの限界→情報過多でブランディングが差別化にならない

④フリーランスの増加

理美容市場規模の推移

①に関してのデータとしてこういうデータがあります。

どんどん市場規模(売上)はさがってきていますね・・(´・ω・`)

都心部の多さも間引かれていくと思っています。

コロナきっかけで都心部にいっていたお客様が自宅近くのサロンに変更されたケースは多いです。出社の必要性がなくなり、VRショッピングもできるようになったのでわざわざ出かける必要性がなくなったのです。

ちなみに!化粧品市場は2020年ー2025年で+3.7%の成長率と言われていましたが、コロナでおこもり美容、D2Cブランドの発展で+5%くらいの成長になるのでは?とも言われています。

サロンにいかなくてもおうちでケアがしっかりできるアイテムが揃ってきているということになります。

でもさ!美容のプロに「やってもらう」のと自分で「やる」のって全然違うよね!

それが2極化の意識に繋がっていきます。お客様をサロンに来ていただく必要性をどう作るか?

美容サロンにおける顧客の2極化

②の価格に関して言うと、美容業界だけでは語れない範囲に入ってきます。

そもそもお客様は美容サロンになにを求めているのかご存じでしょうか?

ただ髪を切るために7000円も払いますか?どんな価値を求めているのか、価値を出せるかは高価格帯を狙っていく美容サロンには必須の考え方です。

10,000円以上のイタリアンのコースは行きますよね。食材費はありますが、お店の立地・カトラリー・家具・サービスすべてをもって代金を払います。どういうお店だったら「高くてもいいや」って思うのかのご自身の基準も大事です。

美容サロンで1万円を払う必要性を感じているお客様がと、そうでないお客様の2極化がすすむ

お客様アンケート分析もしているので、それはまた別の機会に!

ちなみに!ヘルス&ビューティー分野としてくくると毎年+10%の成長率です。驚異的。

美容業界だけではなく、ヘルス&ビューティー業界としてみてもらうには?

美容室が肌と髪のプロフェッショナルになり、医師に行く前の予防美容を担うこと

だと私は思っていますし、そうなってもらいたい!と思っています。

ビューティシャンのSNS PRは情報過多

③に関しては、すごーく簡単に言うとラーメン屋さんみたいな感じです。ラーメン屋さんもいっぱいあって、好きな人はリサーチして行くけど、そうじゃなかったら「うーん、塩ラーメンかな」くらいになります。

美容師さんでいうと、「ショートヘア得意!」って言ってる美容師さん何万人といらっしゃるのでそこからさらに分子を1にもっていくにはどうしたらいいか?がインスタのハッシュタグでは追いかけきれなくて、うまく届けられないとなってしまいます。

事実、私のクライアント様は「リサーチができない」「写真も加工してるかもで不安」という視点から第三者である私にビューティシャンの紹介依頼をくださいます。

私の事業:個と個をつなぐ紹介サービスをぜひご利用ください!!ぺこり!

フリーランスの増加

これは、もうみなさん気づいていることなので理由はいいかと思います。

が!!!!!!!!!

1点だけ。

フリーランスになるまでに技術を教えてくれた美容室のオーナーや先輩がいるということを忘れないでください。

育ったスタイリストがサロンを卒業して業務委託サロンやシェアサロンに引き抜かれていきます。

かなしいですよね・・、そのときにアルムナイ制度を使えばいいのでは?と思っています。

編集長の記事でもあった「教育」に関しても、オーナー目線で”フリーランス化を留めたい”ときにも、制度を利用すればいいのです。

美容室だって企業なので、組織化には制度は必要で、教育制度、評価制度、アルムナイ制度(OB会)など一般企業の制度を横展開しちゃえばいいのです。もちろん美容室用にアレンジは必要ですが・・・。

おわりに その他のポイント

◆自己紹介の記事にも書きましたが、美容室の接客はAIやロボットではまだまだ代用できないので焦る必要はないと思っています。

◆職人の業界、個人店舗が多い業界なのでイノベーションが一気にかかることは難しいでしょうが、「半径5m以内の関係者」の働き方改善のために、手じゃなく頭を使うことは大事です。

◆苦手な部分は得意な人に投げちゃうほうがいいです。(ひとりで全部やっちゃおうという気概のある方が多い印象だけど、もっとシェアしてもいいんだよおおと思っています)

紹介サービスの登録お待ちしております!

◆サロンのブランディングにつながるシャンプー、バーデンスのお問い合わせはDMでお待ちしています♪

だだだーっと書いちゃいましたが、私が思う業界の将来性でした!

美容業界1.0-5.0をつくったPPTがあったのでそれをシェアしたかったのですが、そのPPTが行方不明でいまあせっています!ひょーーー。

マーケティング関連はスタエフ配信もたまにしているので、そちらもチェックしてみてくださいませ♪

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ふっふっふ!お待たせしました。

最後までみてくださったアナタに今回もプレゼントです!

私のスーツ写真が好評だったので、MIYAVIさんのスーツ!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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