はじめまして、僕は都内の郊外にある地域密着サロンで正社員として働いている小林洋平と申します。
現在美容師歴も14年目になり、色々思うこともあり、考えることもあります。
美容師だってそれぞれのライフスタイルがあり、それぞれに合った働き方があると思っています。
個人的には偏ったイメージがありますが、今でこそ働き方の選択肢は増えている時代だと思います。
それぞれにメリットデメリットはあるだろし、合う合わないもあると思います。
今回は初めての投稿にもなりますので、自己紹介もかねて現在雇用される側の働き方の一部として、お伝えできたらなと思います。
正社員雇用でキャリアを積んで
今の会社に勤めて今年で7年目になりますが、この会社で少しずつキャリアを積んできました。
入社したてはほぼジュニアスタイリストだったし、カットも下手くそで売り上げを上げることはおろか指名もろくに付けられない底辺のスタイリストでした。
個人的にアシスタント時代は長く大変な思いをしてきたと思っていましたが本当に大変なのはスタイリストになってからだと実感しました。
カットをもう一度一から勉強し直し、カウンセリングの研究にひたすらサロンワークと練習を繰り返し、ひたすら勉強をしていました。
それだけ危機感を感じてもいたし、一番美容師に没頭した時期でもあります。
辛いことも楽しいことも共有できる仲間と一緒に仕事ができ、美容師に没頭できるサロンワークはチームの楽しさでもあります。
僕が今思うのは、ただひたすらにサロンワークに没頭できたあの期間はとても大切な期間だったと思っています。
正確に言うと、「サロンワークに専念できる環境を、会社が整えてくれて美容師に没頭させてもらってた」って思ってます。
なんだかんだ経験ってすごく大事で、お客様も100人いたら100通りなわけでよりたくさんのお客様に触れるチャンスが与えられるってのはとてもありがたいことですし、美容師としていい経験になります。
雇用される側としては感謝しかないと思っています。
インスタなどのsnsなどで自己集客をする美容師さんも増えている中、知識も経験も少なく、面倒で億劫だと思う美容師さんは少なからずいると思うし、それゆえ自己集客のできない美容師さんはたくさんいると思います。
そんな人たちは一度、集客も環境も整えてくれて色んな考えを持つ美容師がたくさんいる組織に身を置いてサロンワークに没頭するといいと思います。
「体力、やる気も共にあって、自己集客とか一切考えずにサロンワークに全集中したい、ひたすら経験を積みたい人。」
- 目の前のお客様を満足させるには?
- 顧客にするためには?
- このクセの対処法は?
数えればキリがないほど、美容師として学ぶことはたくさんあります。
そこに全集中できるのもこの働き方の一つの魅力です。
そして色んな考えを持つ人たちと一緒に働くことによって人間性や協調性も成長させることができると思っています。
個人的には20代のジュニアスタイリストには特にオススメしたいと思っています。
自分を成長させるための環境が整ってるところがほとんどだと思うし、実績が積めるってのは何より大きい。
若いうちは会社に依存して環境をフルに活用し、利用することも大事だと思います。
これも一つの働き方の選択なのかなと。
自身の働き方について
「基本週休1日の、サロンワークだけで一日約11時間〜12時間。」
この働き方を約6年続けました。
数字だけ見たらとてもブラックだと思えますが、僕はブラックだとは思ってなかったです。
自らそれを選んだからです。
半ば強制もありましたが、ブラックかどうかは自分が決めるものだと思うし、要は自分でやるのか誰かにやらされるのかです。
自分の気持ち次第ってところは大きいと思います。
もちろん強要するのは違うと思うし、全員がそれに合うとも思えない。
僕自身、サロンワーク自体は好きなのでやれば慣れるものでした。
あえてこの環境に身を置いて続けたことで経験と実績、信頼を積み上げて、プレイヤーとしての年収は3倍近くまで上がりました。
継続することが何より大事なんですが、これが何より難しい。
辛いこともたくさんありますし、それこそ初めの頃は売り上げも微々たるものだったので、休みもなく長時間の勤務をしてるのに給料はなんでこんなに少ないんだと、何でこんな働き方をしてるんだろうって思いました。
そこをグッと堪えてコツコツ続けて積み上げたものだからこそ、結果が出るものです。
楽して稼ごうなんて気はなかったので気持ちで乗り切りました。
文句を言うなら変えればいいし、自分自身が変わらなければ何も変わらない。
結果的には何を選ぼうが個々の自由だと思っています。
これからについて
そんな僕は今、店舗を任されプレイヤーとして働きながらそれ以外のことも学び中です。
マーケティングやスタッフ管理、育成、仕組みや利益のこと。
まだまだ学ぶことはたくさんあるんだと実感中です。
僕自身、30代も半ばに差し掛かり、一児の父になり改めて今後のキャリアアップについても考えるようになりました。
これぐらいの歳になると会社に残るのか、独立するのかの分岐点にもなると思っています。
コロナの影響もあり、何より自身のライフステージも変わりました。
誰もがいつかはそんな時がくると思います。
そんな時がきたらどうするか、みんな考えるだろうし悩むと思います。
もちろん今までを変えない人もいるだろうし、これからを変えたい人もいる。
それも各々の自由だと思います。
ライフステージが変わることによって時間の使い方や物事の優先順位も変わってくると思います。
まだまだ僕自身も模索中ではありますが、改めて働き方を考えるきっかけになり、徐々にシフトして行こうと日々考えております。
都内の郊外にある地域密着サロンに勤め、現在美容師14年目になります。
役職は店長。郊外で働く美容師にも働き方の選択の可能性を広げたいと模索中。
一児のパパ美容師。
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