TOOL MAGAZINE編集長のくらたです。
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美容学生の皆さんは就職活動をする際にどのようにお店を探すでしょうか?
可能であれば本当に働きたいと思うサロンと出逢いたいと思う人が多いはずです。
とはいえ、全ての美容学生が入りたいと思うサロンに入社できるわけではありません。
- 第一志望としているサロンから内定をもらうことができなかった
- サロンの数が多すぎてどこから探していいかわからない
- 自分が働きたいサロンがわからない
様々な理由はありますが、多くの美容学生はサロンとのマッチングについて頭を抱えているのではないでしょうか。
その中で今主流となっている就職活動方法はInstagramで検索をすることがメインです。
ではInstagramでのサロンの探し方、マッチングのベストな方法はどんな方法でしょう?
今回はそんな美容学生の就職活動の参考になるような記事を書きましたのでぜひ最後までご覧ください。
今の美容学生のサロンの探し方
美容学生へのインタビューや、サロンでお話をさせていただく中途求職者の方から話をお伺いすると、多くの方から「Instagramを使用している」という声をよく聞きます。
美容師にとってInstagramは切っても切り離せないSNSになりました。
集客としての自己アピールとして利用することはもちろん、自身が働きたいと思うサロンを検索するには非常に便利なSNSです。
昔(僕が転職活動をするとき)は求人情報誌を眺めるか、求職サイトで検索をする以外の方法がなかったので、当時に比べると自分が”働きたい”と思うサロンがヒットする可能性は高くなっているのではないでしょうか?
とはいえInstagramでのサロンの検索にはメリットデメリットがあります。
それを知っておくことで就活の精度が上がるはずです。
結論から先にお伝えをしておくと「あくまでサロンを検索する方法の一つである」ということ。
これを前提に読み進めてみてください。
Instagramでのサロン検索の一番の利点
先述したように、「働く美容室を検索しよう」と思った際、Instagramを利用する人が増えています。
Instagramはざっくり言ってしまえば視覚的な情報をキャッチしやすいSNSです。
求人サイトでは記載しきれない”ある情報”を収集するのに非常に適しています。
それは、就職先を探す皆さんにとって最も気になる要素の一つ「雰囲気」です。
福利厚生や募集要項などの内容は文章を見れば理解することができますが、
スタッフ同士の空気感やサロンの印象などの雰囲気という要素は文字だけで伝えるには限界があります。
視覚的に訴えることができるInstagramはそのような要素を解消することができるといえます。
文字に比べ、写真や動画などから得られる情報量は圧倒的に多く
写真は文字情報の7倍の情報量、動画は文字情報の5,000倍の情報量を伝えることができると言われています。
5000文字のサロンの魅力を読むくらいなら、Instagramで一つの投稿を眺める方がよっぽどサロンの情報をキャッチすることができる、ということです。
サロン検索の作業効率を上げるには非常に有効な手段です。
Instagramの特性
就職活動にInstagramを利用するため、このSNSの特性を知っておくことがとても大切です。
美容学生や美容師の多くが1度以上は利用したことがあるでしょうから簡単にまとめると
- 投稿が届くのはフォロワーのみ、つまり”拡散力が低い”
- フォローしているアカウント以外の投稿を見るためには、”ハッシュタグ検索”が必要
- タイムラインの上位に上がるのは”そのアカウントが興味関心の高い投稿”
これらが大きな特徴です。
ハッシュタグ検索
サロン探しに限らず様々な情報を検索する際に利用する方が多いこの機能。
漫然とキーワードを打ち込んで検索しても余計に時間を取られてしまう可能性があります。
検索の際のポイントをお伝えしておきます。
ハッシュタグ検索でサロンを探す際に例
えば「#美容室」と打った場合
このハッシュタグをつけた投稿は2021/10時点で1349万件あります。
流石にこれだけの量を全て目を通すわけにはいきません。
ですが条件を絞って例えば私が働いてるエリア世田谷を追加すると
9889件まで絞り込むことができました。
ちなみに僕のハッシュタグを入れれば103件まで絞り込めます。
このようにハッシュタグ検索をする際には条件を絞り込むことで余計な情報をカットすることができるのです。
そのため、漫然と検索をして時間を無駄に消費する前に
- どのエリアでどんな条件で働きたいか
- どんな技術を習得したいか
- どんな美容師になりたいか
この辺りだけでも書き出しておくことをオススメします。
Instagramで就活をする注意点
Instagramを利用して「ここいいかも!」というサロンに出会った皆さん。
ここで思い出して欲しいのが一番最初にお伝えしたようにこの方法は「あくまでサロンを検索する方法の一つである」ということです。
SNSの投稿というのはあくまで”サロンの一部を切り取ったもの”ということを注意しなければいけません。
SNSの情報のみでサロンへの入社判断をしてしまい、「こんなはずじゃなかった!」と後悔をする美容師さんが後を断ちません。
では、どんなことをしたらいいでしょうか?
オススメの手順をお伝えしますのでよろしければ参考にしてみてください。
1、情報が開示されているwebサイト、求人票を検索する
皆さんが学生であれば学校にサロンの求人票が届いている可能性があります。
気になるサロンを見つけたらまずはそれを探してみましょう。
求人票がない場合はサロンHP、求人サイトの検索をしてみてください。
少なくともスタッフ募集をしているサロンであればいずれかに情報が載っている可能性があります。
会社説明会があれば参加してみるのもいいかもしれません。
ここでは実際の仕組みや制度、給与などの具体的な情報が掲載されています。
仮に雰囲気が皆さんのイメージとマッチしていても「フルタイム出勤!給与5万円!」みたいなところでは働けないですよね。
できる限り情報を検索してみましょう。
2、サロンに行く
皆さんに一番やって欲しいアクションです。
「実際に見てみる」これに勝るものはありません。
施術来店をして直接施術を受けるもいいです、見学対応をやっているサロンであれば応募をしてみてもいいでしょう。
SNSや情報検索ではキャッチすることのできない、最もリアルな情報収集方法です。
是非面倒がらずにやってみてください。
3、先生との面談
担任の先生と入社したいと思うサロンについて話し合いましょう。
先生はサロンの雰囲気や本人の意思、性格、資質など考慮して考えてくれます。
就活は自分の人生のことですので、絶対に先生に任せきりにならないようにすることは前提です。
ですが、自身の考えのみではどうしても視野が狭くなりがちです。
多くの生徒を見てきた先生のアドバイスは必ず参考になるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまでしなくても就職をすることは可能ですし、ダメなら辞めて次を探せばいいと思います。
ただ、美容師として最初に働く環境というのはその後の美容人生を大きく左右します。
これはどんな就活生にも共通するのですが、たくさんのサロンと触れ合って自身の就職先を決めるようにしましょう。
評判や雰囲気だけで決めてしまうのはオススメしません。
様々な判断材料をもとに本当に働きたいと思えるサロンに出会って欲しいのが一番の願いです。
就活をないがしろにしてしまい美容師生活を棒に振って欲しくないのです。
内定先が決まらないからと焦ることはありません。
じっくり自分に合うサロンを探していきましょう。
就活に関しての無料相談も行っています。是非こちらからご連絡ください。
サロスクマガジン編集長
美容学生と美容師に取材を行っている
本職は美容師
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