今回はこれの続きを…
第一話は「大学〜入社まで」
こちらをご覧にただいている方はお気付きかと思いますが…無益(ちょっとだけ有益)ブログですw
しくじり先生的なノリでお読みください。
行ってみましょう!
美容師一年目
念願の美容師になったわけですが、元々僕は体育会系の大学出身なのです。
なりたいとは言ったものの専門課程を飛び級(?)して通信制に通いつつ美容師になった、正確にはなってしまったわけで。
そりゃあ、もう怖かったですよ。体育学科の教養が全く役に立たない業界に飛び込んでしまったわけですからねw
勝手なイメージですが美容師って
・アートが好きじゃないといない
・なんなら美術の授業は『5』以外取ったことないそれ以下とる奴いるの?
・フォトコンテストとかヘアショーみたいなのに皆経験ある、そして僕もやらねばならない
あくまで大学生上がりの美容師になりたての何も知らない男の偏見です。
それくらい、アートとかファッションというものに皆、精通している集団だと思ってました。
初日は隅っこで震えてたなあ…(ただの人見知り)
と、まあそんな勝手なイメージを持ったまま何も知らない『美容業界』に飛び込んだわけですが結論から言うと…
全然そんなことなかった
正直いうと『ゴリゴリの体育会系』でした。
上下関係厳しいし、ずーっと立ちっぱなしだし、先輩より早く帰っちゃいけないし。
「あれ?これ経験あるぞ?」ってことばっか!
アートやファッションなんてものは二の次でした。
アフタヌーンティー楽しみながら
「えー!そのネイル可愛い☆私のもみてー!」みたいな
キャッキャ♪うふふ♪みたいな空気感じゃないの?(妄想が浅い)
1分でも遅刻しようものなら
「お前もう来ないでいいよ」
全然クリアできない課題には
「才能なくね?」
バックルームでお茶飲めば
「何休んでんの?」
そうです、私…恐ろしい世界に飛び込んでしまいました…
ちょっと後悔しました。
「美容師は大変だ」というのは聞いてはいましたがここまでとは…
僕が『大学を出てて、逃げ場がない』という謎の思い込みがなければとっくに逃げ出してましたね。
とは言え飛び込んだからにはやるしかない!
どうせなら誰よりも早くスタイリストになってやる!
そんな決意の元美容師一年目がスタートしました。
念願の一人暮らし やらかしたPART1
あ、思いつちゃったんで脱線しますね。
反面教師的にご覧ください。
まず、早々に実家を出たくて一生懸命貯金をし
一年目の年末に念願の一人暮らしをすることとなりました。
(本当はパチスロでたまたま大勝ちしたのを資金に充てた)
とは言え、前話でお話した通り僕はなかなかの
バカ
です。
支払うものは家賃だけと思っておりました。まあそれくらいなら生きていけるなと。
そうです、わかりましたね。
「水道、光熱、ガス料金」の存在を知らなかったのです。
なんで誰も教えてくれなかった…。
皆さんはもちろん知ってますよね?
家賃の中に含まれていると思っていた僕当然お知らせなんか無視。
案の定電気が止まります。その段階になって初めて支払いの存在を知った僕は泣きながら支払いをしたのを今でも覚えてます。
帰ってきて電気が付かないのは辛いですよね。
一人暮らしお考えの方は気をつけてくださいね!
念願の一人暮らし やらかしたPART2
あ、もう一つあった。
「インフルエンザにかかり死にかける」編
なんとか諸々の支払いも終え、本格的に平穏な一人暮らし
何時に帰っても怒られない!好きなものを食べられる!
そんな不摂生な生活をしていれば当然かかります。
「インフルエンザ」
ある朝目覚めると気分が乗らないとかじゃない。あからさまにわかる
「具合が悪い」
しかし、僕の勤めるサロンはなんせ体育会系、自己判断で休むことは許されません。
なんとかサロンに這うようにして出勤したものの、すぐに追い返されます。
(初めから休ませろよ)
来た道を這うように自宅に着き一時休憩、ですが
寒さと節々の痛みで病院に行くこともできない。
誰かに助けを求めることもできない。
なんとか自力で病院に行くためにパジャマから着替えようパーカーを脱ごうとしていると…
そのまま気絶
確か思い立ったのは日中。気がついた時にはあたりは真っ暗に。
え?上裸で気を失ってた…?寒気や節々の痛みはより一層増している。
何より震えが止まらん!
そりゃそうです。真冬の2月にクーラーも付けずに上裸で過ごしていれば誰だってそうなります。
この時はマジで死ぬかと思いました…。
なんとか翌日友人に介抱され病院に行きましたが動くために「解熱剤」を飲んで行ったらお医者さんにこっ酷く叱られたのはいい思い出。
薬は用法容量を正しく守って使ってね!☆
切磋琢磨とはこのこと
話がずいぶん逸れました。
つい生活の豆知識(?)を語りたくなってしまいました。
ちゃんと美容師の話もしますね。
僕が勤めていたのは『大型サロン』
当然、同期もいるわけで入社当初は20人くらい?はいたんじゃないでしょうか
皆スタート地点は同じですがカリキュラムの進みによって勉強会に参加するクラスが変わる仕組みのサロンでした。
誰が一番先に上のクラスに上がるかという互いにライバル心ありつつも
一緒に練習したり、たまに喧嘩したり、上司の愚痴言い合ったり…。
とにかく同期どうしの仲が良かったのが一番ありがたいことでした。
『同じ釜の飯を食う』じゃないですけど、1人で淡々とやるよりも同じ境遇の同じ悩みを抱える同士がいてくれるというのは心の支えとしては絶大です。
僕のアシスタント期のゆるゆる成長なんかよりよっぽど成長出来るはずですから。当時の自分を否定するようですがその点に関しては説得力はあります。
なんせ『アシスタント7年』やってますから!
皆さん、こうはなりたくないでしょう?(どやぁ)
まとめ
いかん、一年目だけでまあまあのボリュームになってしまいました。
(半分は生活の話)
皆さんの他の有益な記事のお陰で無益な記事が書けます!
次回はアシスタント後半からスタイリスト初期までお話していこうかと思います。
技術の話とか精神的な話は検索すればいくらでも出ますからね。
反面教師として罵りながらお使い下さい!
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サロスクマガジン編集長
美容学生と美容師に取材を行っている
本職は美容師
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