いらっしゃいませこんにちわ!
都内のシェアサロンにてフリーランス美容師をやっております『りょうへい』と申します。
そんな僕は郊外にある地域密着型サロンで社員として9年、同サロンにて業務委託として3年。
現在面貸し2年目のフリーランス5年生
この美容ツイサロマガジンでは自身の現在進行形な経験を生かして、[カトゥーン日記]と題しリアルなフリーランス美容師のあんなことやこんなこと、『えっ、そんなこと言っちゃっていいの?』的なことを発信していけたらいいなと思っております。
今回はいつにも増して主観的な内容でお話しさせたいただいております。
何卒暖かい目で見守ってください。笑
第7回目!
ゴーゴーマリンっ!!
記念すべき確変大当たり魚群発生の今回は、
『特化した技術の見つけ方』
についてお話ししていきたいと思います!
今回の記事はこんな方にオススメです。
- フリーランス美容師に興味がある方
- 特化した自分の武器を手に入れたい方
- 周りの美容師さんと差別化を図りたい方
フリーランス美容師にとって他と差別化するための武器を持つことはとてもインポータント。
さて、いってみましょう。
あなたの武器はなんですか?
フリーランスが何かに特化することの重要性とは?
まずなぜフリーランス美容師が何かに特化したほうがいいのか?
これは以前の記事でもお話しさせていただきました。
もちろん全ての技術が出来るに越したことはありません。
美容師とはなんだかんだ技術職。
当然技術が出来てなんぼな世界です。
僕が美容師になった頃はカット・カラー・パーマは勿論、着付けやメイク、ヘアセット全てが出来ないと美容師じゃない!ってプリ◯スが言っていました。
昔近所の飲み屋を経営しているおばあちゃん(元美容師)に『最近の美容師は着付けもできねぇ、それでも美容師か!』
と、ビールを飲みながらこっぴどく怒られたこともあります。
しかも結構本気で。
(ちなみにメイクは1年頑張りましたがセンスがなさすぎて断念。笑)
話はズレてしまいましたが、なんだかんだ美容師に一番大事なことはオフラインでのリアルなサロンワーク。
勿論これがないと頑張って習得した技術もお客様に提供できませんし、美容師としての価値を発揮することもできません。
ではなぜ美容師、特にフリーランスは一つの技術に特化することが必要になってきているのか?
これは自分の価値をお客様に提供するまでの道筋が以前とは少し変化してきたからなんです。
お客様と美容師の需要と供給の変化
特化することの必要性は、SNSの普及によってお客様と美容師の関係性が大きく変わってきたということが大きな要因でもあります。
少し前では、
『髪の毛を切りたい!』→『美容室を探そう!ひゃっふーい!』
だったのが、
『髪の毛を切りたい!』→『美容師さんを探そう!フゥッフゥ〜!』
こう変化してきているということは美容師の皆さんも感じていますよね?
そう『ひゃっふーい!』から『フゥッフ〜!』に変わったんです。
嘘です、そこじゃありません。
これに関してはフリーランス美容師だけでなく、お店の看板に頼らずに個人で何かに特化して発信する美容師さんが増えたというのがあります。
お店側も個人での集客に依存している店舗もあったりしますよね?
今までは美容室の看板を背負っていた美容師さんも、SNSを使って個人を看板にすることができるようになってきた、なんならやらなくてはいけなくなってきたんです。
SNSが普及したことで僕たち美容師は自分の”売り”を発信できるようになり、これによってお客様は自分の希望するスタイル、カラーを検索ワードに打ち込んで自分の希望を叶えてくれそうな”売り”を持ってる美容師をサクサクっと探すことが出来るようになりました。
- ”ボブ_上手い”
- ”ショート_上手い”
- ”刈り上げ_上手い”
- ”白髪染め_やめたい”
- ”縮毛矯正_やめたい”
- ”お酒_控えたい”
- ”バレイヤージュ_上手い”
すみません、途中僕の願望が混じってしまいした。
お客様がお店の看板で探すのではなく、ピンポイントで個人の美容師さんを探せるようになったことで美容師はお客様の悩みや希望するスタイルにドンピシャでマッチすることが必要になり、結果こんな感じで検索されちゃった日にはこれらの技術に特化した技術をもち、さらにSNSで自分のブランドをブンブンブンと振り回して発信している美容師さんはもう一人勝ち状態です。
Twitterのなかで生まれた『美容ツイサロ』の中にはこんな特化した技術を持った猛者たち(美容師さん)がたくさんいます。
ぜひ、Twitterを開いて#美容ツイサロ で検索してみてください。
こうなってくるとお客様のニーズに応えて、かつ周りの美容師さんとの差別化を図るためには一匹ウルフであるフリーランス美容師は特に一つの技術に特化する必要が大アリなのです。
フリーランスこそ負けてられやおまへんのです。
いきなりフリーランスでも勝負できる
僕は一通りの技術を習得するために6年間アシスタントを経験していました。
一般的に考えると長いほうだったと思います。
長すぎて死ぬかと思いました。笑
でも僕は決してこの6年という時間が無駄だったと思う訳ではなく、6年かけて一通りの技術を習得できたことは今の自分の強みでもあります。
ただ単純に僕が育った時代や環境がそうでないといけなかっただけなのです。
(でもちょっとだけ自分のセンスと不器用さを恨みました。笑)
これからの時代、もしゼロスタートからフリーランスで勝負したいと言うのであれば、全ての技術を時間をかけて満遍なく習得するのもいいですが、一つの技術だけを短期集中で習得して、その技術をキレッキレに研ぎ澄まして専門家になればいいんです。
そしてその技術を自分の看板にしてどんどん発信していく。
InstagramやTwitterやyoutubeやBlogの自己紹介欄に”バーーーン!!”て書いちゃえばいいんです。
ここを明確に打ち出すことが出来れば、フリーランス美容師としてとして、その道の専門家として勝負しにいくことができるはずです。
専門店に来るお客様はその専門の技術を求めてくる客様。
美味しいと評判のラーメン屋さんに美味しいラーメンを求めてお客様が来る、それと同じです。
美容師が提供したい技術=お客様が求める技術
この需要と供給が一致している関係性がしっかり成り立っていれば1年目だろうがなんだろうがめちゃくちゃ突き抜けることができます。
ただしこれは自分というブランドを発信している、ということが条件になります。
特化した技術の見つけ方
ではでは本題。
特化した技術の見つけ方はいろいろあります。
僕の場合は一通りの技術を習得していろいろなパターンのお客様を担当させていただく中で、自分を支持してくださるお客様の性別・層・スタイルを分析し、自分が得意な技術を考えました。
そう考えたときに同年代〜少し上、お勤めの男性がお多かったこと、刈り上げスタイルが好きだったことから清潔感のある大人男子にフォーカスを当てたメンズ特化美容師として個人をブランディングするようにしました。
得意というのもありましたが同性というのもあり、その年代にあった雰囲気作りや接客、トータルでご支持をいただけているということが自分の強みだとも思ったからです。
その他だと、
- 若いお客様が得意
- 年配のお客様が得意
- お勤めの女性を応援したい
- 好きな技術に特化する
- 得意な技術に特化する
- こんな女性が増えてほしい
- こんな男性が増えてほしい
- お客様のこんな悩みを解決したい
- 自分が活動するエリアであまりいない技術に特化する
まだまだたくさんありますが正直、ポジティブ且つ前向きな要素であればなんでもいいと思います。
で。
ここで一番やっちゃいけないと思うのが消去法で選ぶということ。
『これは嫌だ、この技術はできない、ぱおん。』
このぱおんなマインドで選んだ技術で特化しようとすると残ったものに前向きな要素がない分、中途半端になって突き抜けることができない、そして美容師という仕事のやりがいにも繋がるし、何よりお客様を満足させることが難しいと思うんです。
もう一度言います。
ぱおん、です。
まとめ
海賊王に俺はなる!!
間違えました、
『フリーランス美容師になる!!』
っていうと顧客がいないなら辞めたほうがいいと言われがちです。
僕も最初は言われました。
確かに沢山いるにこしたはありません。
これに関しては僕も同感でSNSがここまで普及する以前は顧客を沢山抱えている美容師さんじゃないとフリーランスにはなっちゃダメだと思ってました。
でも考えてみてください。
例えば飲食店を始める!ってなった場合、確実に来るお客様がいきなり100人いる状態で始めることってなかなかないと思うんです。
どこか別のとこでやってて移転するとか暖簾分けだと話は別ですが。
地道にお店の売りを口コミだったりSNSを使って宣伝してお客様を増やしていきますよね?
美容師も同じでSNSがこれだけ普及した今、お客さん0からスタートするのも全然ありだし、決して不可能なことでもないと思うんですよね。
なんなら今後はこれがセオリーになっていくと思ってます。
要はしっかり何かに特化して一押しメニューを作り自分をブランディングして、SNSで発信していけばいいんです。
そしてこれを特に意識してやらなきゃいけないのがこれからのフリーランス美容師であって、これが出来ればいきなり独立することは可能だと思います。
最後に大事なことをもう一度。
特化した技術を身につけるには消去法で選ばないということ。
これはマストです。
お客様に最高の価値を提供するためには自分のポジティブマインドで選んだ技術で勝負していきましょう。
最後に大事なことをもう一度。(デジャブ笑)
『色々考えたけど何も得意なものもないしこれと言って好きな技術がなーい!!』
と思ったそこのスタイリストさんやデビュー目前のアシスタントさん。
僕は大嫌いで苦手だった刈り上げスタイルを練習しまくってお客様に褒められたところから一番好きな技術になり一番の武器にすることができました。
もし何もないと思ったらまず一番苦手で嫌いな技術を練習しまくって突き詰めてみてください。
おそらくそれはめちゃめちゃ強い武器になりますから。
大丈夫、いけます。
青山にあるシェサロンで活動するフリーランス美容師。 ブログという文字のコンテンツを使って美容師の可能性、更にはフリーランスの可能性を伝えたいきたいです。 男性のお悩み解決ブログも運営しておりますので良かったら是非!
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