今回はこちら
↑聞き流しも出来ます。
成長の5段階とはなにか
「〇〇出来るようになった」と言えるようになるには実は段階があると言われてます。
どんな段階を踏むことで成長の達成といえるかみなさんはどのように考えますか?
結論から言うと
『他人に教えることができる状態』
のことを指します。
上の状態に至るまでに踏むステップは全部で5段階あります。
段階ごとに順を追って説明していきましょう。
ご覧になってる方は大半が美容師さんであろうと思いますので
今回は『カットができるようになった』を例にそれぞれのステージを見てみましょう。
①知る
ただ『知っている』と言う状態
カットの技法には横に引き出す、縦に引き出すことがあると言うことや
ワンレングスやレイヤー、グラボブの切り方
を「見た」事がある、「聞いた」事がある状態が
『知る』と言うことになります
この段階では知識として蓄えているだけですね。
そう、まだ頭でっかちなだけです。
まだ出来るようになったと言うには程遠いですね。
②理解する
なぜやるか?どうしてそうなるのかと言うことを理解している状態
①知る から一歩踏み込んだ状態ですね
横に引く、縦に引くことでどういったスタイルができるのかやなぜその技法を選択したほうが良いのかということや
ワンレングスをカットする際にテンションをかけてはいけない
それらの理由を「理解する」ことを指します。
①と②の違いはわかりますか?
①知る→聞いたり見た事がある、情報として頭の中に入ってる状態
②理解→実際行動に落とし込める、一応この段階でも他人に教えられる状態
この違いになります。
ただこの②の状態では『カットができる状態になった』とは言えないのでまだまだ先はあります。
③行動する
失敗したり、成功したり…まだまだ完全とは言えない状態
ウィッグを切ったり、モデルカットをしたり…
手を動かしまくって頭に思い描いている完成形を実際のスタイルに落とし込んでいく
最初から完成形通りに切れるなんてことはありませんよね?
なんか上手くいかない。思ってる感じと違う
じゃあ次はこうしてみよう。前に引き出していたのを後ろに引いてみよう
そうです『試行錯誤』の時間です。
やり込んだ「行動」分だけ次のステージに早く進む事ができます!
④できる
高い意識をしなくてもできる状態、熟練した状態
ここまで来たら所謂『できる』状態になります。
どんなスタイルでも切れるようになる
お客様に技術を提供し対価を頂けるようになる
③との違いはまぐれで出来る、かろうじて出来たではなく
反復して習得した技術が完璧にできる状態のことを指します。
⑤教える
他人に教えることができる状態
④の段階で完結しても決して問題はないのですが…
そこからさらに習得したものを昇華させて行くことで
『人に教えられる』状態になります。
人に教えられる段階まで持って行くには自信の習得したものを
言語化をする必要があります。
この言語化というの作業が自身にとっての一番の勉強になるんですね!
ここまで来て初めて『プロ』になると言えるのではないでしょうか?
まとめ
このステップにスキップはありません。確実に一段ずつ踏んでいくことで
『プロ』になっていきます。
今回はわかりやすくカットにしましたがこのステップは技術に限りません。
美容師として、社会人として人として習得するスキル全てに当てはまるはずです。
僕は料理をすることにおいては③の段階ですw
失敗もするし偶然成功することもありますからね。
今回伝えたいことは、
自分がどの段階にいるのか認識をすることで必要な行動が変わってくるということ
(これは読んで一通り分かってもらえたら嬉しいです)
それともう一つ
サロンという様々な段階にいるスタッフが集まっている中で
一つ上の先輩が後輩に教えることの教育の仕組みの大切さです。
あまりにキャリアの差があるスタッフが「教える」ことは比較的難しいことではありません。
と言うのも、もうすでにそのスタッフは何人もの後輩と携わってきたことで⑤「教える」のステップに到達している可能性があるからです。
それに対し、一つ上の先輩からしたら④「出来る」までしか到達していない事が多くあります。
そうです、⑤「教える」環境がまだなかったからなんですね。
キャリアが上がって行く事で先輩も後輩も成長をして行くような循環を作れる文化。
すごく素敵じゃないですか?
改めてまとめ
成長の5段階における大切な事
・自分がどの段階にいるのか認識をすることで必要な行動が変わってくるということ
・一つ上の先輩が後輩に教えることの教育の仕組みの大切さ
よかったら是非参考にしてみてください!
サロスクマガジン編集長
美容学生と美容師に取材を行っている
本職は美容師
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