TOOL MAGAZINE編集長のくらたです。
「くらたって誰?」そんな方のために自己紹介作りました。
TOOL MAGAZINEってなに?という方はこちらをご覧ください。
記事読むの面倒な方はよかったら↑のラジオでもご視聴可能です。
就職活動で失敗しやすい例
まずはじめにオススメしない就職活動の仕方からお伝えします。
わりとやりがちなので注意してください。
・誰でも知ってる有名なお店だから
・なんかオシャレそうだから
・内定もらえると周りから羨ましがられるから
これらの理由でお店を選ぶ人のほとんどは「失敗」する可能性が高いです。
(ここでいう失敗は一年以内にそのお店を離れる可能性が非常に高いことを指します)
就職の失敗の確率を下げるには入るサロンに「明確な理由」を持つことが大切です。
持ってた方がいいに決まっているのは誰でもわかりますよね。
ですが、美容学生時代の期間でそんな理由を持っている人はごくわずかです。
ではどうすればいいでしょう?
今回は失敗しない就職先の探し方を解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
どんな美容師になりたいか?を具体的に考える
美容学校に入学した方のほとんどは美容師を目指しているはずです。
少なくとも「こんな美容師になりたいな」という理想について
考えたり、友人や同級生と語り合う機会があったのではないでしょうか。
最初のステップは、現在なんとなく思い描いている理想を
「出来る限り詳しく」リストアップしてみましょう。
頭の中でぼんやり思い浮かべるより、紙やスマホのメモ機能を利用するのがオススメです。
例
・どんなお客様に囲まれて仕事をしているか
・どんなスタッフと仕事をしているか
・そこはどんな規模のサロンか(一店舗あたりの人数、グループ店?個人店?)
・何が勉強できて、どんなスキルを身に着けたいか?
・どんな時間の使い方をしたいか
ここで大事なのが
出来る限り詳しく、自分が美容師をしている姿を具体的にリストアップすること。
「テレビに出るくらいの美容師になって、女優さんと友達になる」場合であれば
テレビで注目されるくらいのスキル(技術力・フォロワー・人を惹きつける力)を持つ
テレビ業界のお客様で囲まれるような人脈を持っている
デビューする前に、業界と繋がりのある先輩美容師の下に付いてる
などなど
モヤっと思い浮かべる姿を書き出してみましょう。
理想のイメージに外せない項目に優先順位をつける
先程の「テレビに出るくらいの美容師になって、女優さんと友達になる」を例に考えてみましょう。
仮に私(編集長)がその夢を持っていた場合、外せない条件に優先順位をつけるとしたら
- 本田翼さんと友達になりたい、ナチュラルな雰囲気のモデルさんが来店しやすい店舗を選ぼう
- モデルさんを発信してSNSで発見されやすくなりたい、発信環境が整ってるサロンに行こう
- サロンスタッフさんたちがSNS活発に行っているサロンがいいな
- テレビ局に行く機会を増やしたい、在籍スタイリストさんがテレビ局でヘアメイクしている人を探そう
- 本田翼さんの場合なら雑誌に掲載されているな、雑誌のヘアメイクをしてるスタイリストを探すか
- 誰より上手くなって注目されたい、日本で一番の技術が学べる環境にいこう
- 人脈作りに様々なところに飛び込みたい、多少しんどくてもガッツリ稼げる給与形態を探そう
- いや、本田翼さんはどこのサロンに通ってるんだ?まずはそこから調べてみないと!
みたいな感じでリストアップできます。
よこしまな感じが多いに混じっていますが無理矢理思っているだけで、本意ではありません。
(本田翼さんとは友達になりたい)
リストアップした項目に順位をつけてみましょう。
私の場合であれば、本田翼さんと仲良…は置いといて
- 雑誌のヘアメイクをしているスタイリストがいる
- 日本一の技術を学べる環境
- 多少しんどくてもガッツリ稼げる給与形態
と順位づけをします。
後は簡単ですね、そこに特化してる美容師さん、もしくは強みにしてるサロンを探せばいいです。
今の時代は探す対象が「サロン」でなくても良いんですね。
そういうのを強みにしてる「美容師」を探すのも一つの手です
そっちの方がもしかしたら分かりやすいかもしれませんね。
今までは
どんな美容師になりたいか→それが出来るサロン
から
どんな美容師になりたいか→イメージする美容師像に近い働き方をしてる美容師→その人が働いてるサロン
自分がイメージしている美容師像に近い美容師さんが働いてるサロンを探していくことで
目指す理想像と同じサロンで働けたほうが、自分の理想までグッと近づけますもんね。
美容学生就活のコツ3選
コツ1
なるべく多くのサロン見学に行く、気になる美容師に会う
美容学生でいられる時間は2年間と本当にあっという間です。
調べていく中で少しでも琴線に触れるようなサロン、もしくは美容師さんがいたら
出来る限りコンタクトを取ってみましょう。
ここに関しては「行動したもん勝ち」です。
ただし、礼儀は忘れずに。
コツ2
コンタクト取っていく中で優先順位が変わるのは◎です。
様々なサロンさんや美容師さんと話をしていく上で
自分が重要視しているものが
「あれ?これってそんなに大切なことじゃないかも?」や
「あんまり考えたことなかったけど、この〇〇って自分にはわりと大切なことかも」
みたいな考えが出てくることはとても自然なことです。
すると勝手に優先順位に変動が起きるはずです。
今まで想像の範囲を超えなかったイメージが、実際の現場の方と話すことで具体的にイメージされるからです。
結果、本当に働きたい美容師のイメージがより精査されていきます。
”自分のイメージ”と”実際の現場”を擦り合わせることで「こんははずじゃなかった」の機会を減らすことができます。
コツ3
最終的には「人と人」
どれだけ思いが共感できても、働くイメージが近かろうとも
最も重要なのは
「どんな人と働くか」
自分が望む美容師像に最も近づけるサロンがあったとしても
人と人とは相性の問題です。
ここで違和感を感じたり、「なんか空気あわないなぁ」と思えば
即!次!
です。
25万件の美容室と50万人の美容師がいます、そういった意味では良いように使って次の候補のサロンに行ってしまいましょうw
まとめ
コロナ禍の影響もあり、思ったように就職活動が出来ない美容学生さんも多いかもしれません
ですが、僕からのアドバイスとしては一言
「絶対に妥協をしないで欲しい」
ということです。
それくらい最初に入るサロンというのは重要になってきます。
というのも
最初に所属するサロンが美容師としての土台を
良くも悪くも作るのです。
思ってた感じと違う、こんなつもりじゃなかった
という美容師さんを一人でも減らしたいので
今回はこの記事を書かせて頂きました。
良かったら是非参考にしてみて下さい!
マガジン更新情報などお知らせしています。
よろしければTwitterフォローよろしくお願いします。
サロスクマガジン編集長
美容学生と美容師に取材を行っている
本職は美容師
コメント