美容師が行く!【1日美容学生】国際文化理容美容専門学校編

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「美容専門学校ってたくさんあるけど、違いがよくわからない!近いところで探せばいいの?」

こんなことをお考えの美容師を目指すみなさん!



わかる、よくわかる。

というわけで今回はみなさんが美容学校選びをする際に「そうそう!こういうところ知りたかったんだよね!」みたいな痒いところに手がとどく取材企画、なんと第2弾でございます。



題して…




【美容師がいく!1日学校体験】




ということで、今回も体当たりのガチンコのレポートをお届けしていきます!



今回お邪魔するのは


国際文化理容美容(渋谷校)

国際文化理容美容専門学校】

国際文化理容美容専門学校(以下”国際文化”)が打ち出している特徴はこちら


  1. 教育方針や校風が魅力
  2. 学ぶ内容・カリキュラムが魅力
  3. きめ細かな少人数制


学校の特色を「みて・ふれて・かんじて」きたものを美容師目線でお届けしていきますので、みなさんの専門学校選びの参考になってくれたら嬉しいです。

それではよろしくお願いいたします!



国際文化の学生さんを取材させていただいた記事はこちらから


朝から活発!大会前の学生たち


というわけでやってまいりました国際文化!

今年で70周年、数多くの有名美容師を輩出した歴史のある学校です。

今回は神泉駅から徒歩2分ほどのところにある渋谷校にお邪魔しております!



国際文化理容美容専門学校(国分寺校)



ちなみに渋谷校の他にJR国分寺駅から徒歩2分ほどのところに国分寺校もありますので、そちらもあわせてチェックしてみてくださいー!


そして今日1日校内を案内してくださる先生はこちら。

古矢正樹先生:教務部 教務部長




古矢先生!今日はよろしくお願いします!




よろしくお願いします。

朝のHR(ホームルーム)前ですが、学生たちが自主練をしている時間帯なので各教室回ってみましょう。



国際文化のHR(ホームルーム)は9:45スタート。

通常1時間目といえば9:00スタートの印象がありますが、遠方から通う学生もいるので比較的ゆったりめの時間に設定しているそう。





とはいえ、学生は自主的にHR前に登校しては自主練をしています。

特に今回お邪魔したタイミングが(※)技術コンテスト直前ということで、朝から全体的に活気が溢れてる!



※技術コンテストとは?

正式名称は『国際文化学園 技術コンテスト決勝大会』渋谷・国分寺各校で行われ、全22部門の予選を勝ち抜いた選手が国立代々木競技場第二体育館で技術を競い合う大会!

参加者やモデルを含めると約700人が参加をします。

保護者やOBの形も多く応援に駆けるので会場の熱気がすごい






特に大会直前なので朝から賑わってますが、HRを遅めにしたことでコンテストの時期に関わらず自主的に朝練をする文化が浸透してきていますね。




「朝頑張れば、放課後はアルバイトや自分の時間にあてたり、自由に過ごせる!」

みたいなところもあり、朝の時間を活用する学生は多いですね。




美容師はスキルを身につける必要のある職業、学生のうちから自主的に練習できる環境になっているのは絶対に役に立つはず。

放課後は比較的自由に、ということですが、国際文化ではメインの授業以外にも希望制で放課後に行われる課外授業が多数存在しており、コマ数や金額は内容によって様々ですが、スキルや知識の深掘りをしたい学生には最高の環境になっていますね。

課外授業についてはこちらから



あれ、もしかして美容師よりも忙しいんじゃないですか????





ちなみに後日開催された技術コンテストにもお邪魔をさせていただきました!

後半の方でもまた紹介させていただきますが、まさに集大成!圧巻でした…!


美容師が学ぶ技術と同じクオリティの【パーマ】授業



自主練〜HRが終わり、学生たちはそれぞれの授業へ向かいます。

一番最初にお邪魔したのは【パーマ】の授業から。

美容学生のパーマと聞くと美容国家試験で行われるワインディングの印象が強いんじゃないかと思います。



美容学校に見学行ったことある人は見たことあるかも!



実際に体験したことのある人は知っているかもしれませんが”ロッドに髪を巻きつける”というだけでも非常に難しい作業ですよね…。


授業で行なわれているのは美容室で実際にメニューにあるようなパーマと全く変わらない内容!





国家試験と大きく違うところは”デザインによって巻き方を考えて変える必要があること

簡単にいうとワインディングの応用編みたいなことをすでにやってるなんて…!

巻くだけじゃなく、薬剤を使ってパーマをかけて、スタイリングまでしていきます。






実はこれ、美容学生には結構難易度が高めのことなんです。

デザインによって巻き方を考えて変える必要があること”ここが結構厄介なところで…。

ワインディングって国家試験の課題としてキレイに巻くってもちろん難しいんですよ?難しいんですけど…美容師になるとワインディングをできることが”前提”で、さらにカットのデザインと関係性を勉強している上で、巻き方を考えていかないといけないんですよね…!

要するにカットを知らないとパーマって巻けないので、美容師でもデザインとしてのパーマを勉強するときは、わりと後半の方で勉強をするお店が多いはず。


なんで美容学生でパーマの勉強ができるんだろう?と思っていましたが答えが他の授業に詰まってました。

それはカットの授業。







国際文化ではオリジナルのカットの教本が入学時に配布されており、それをもとにカットの授業が展開されてるんですね。

掲載されているのは基本的なスタイルの切り方ですが、美容師になってから勉強していることと遜色ないレベルの内容。


正直、教本ちょっと欲しいレベルです。



確かにここまで理解できていたら、デザインとしてのパーマを授業で行うのも決して無理ではないよなー!!という感じがします。



パーマは選択授業の1つですね。



ちなみに授業ってどんな感じで進んでいくんですか?



1年生ではカット・シャンプー・エステ・ネイル…挙げたらキリがないですが”美とつくもののほぼ全て基礎”を勉強します。


2年生ではじめて”選択授業”がスタートし、基礎→応用に進展していくみたいなイメージです。


選択授業は全部で20種類あり、各カテゴリの中から選んで受講をしていきます。

大学の授業選択と似たような形式を採用しています。


美容学校に入ったからといって、どんなことをやってみたいと感じるか?や何に興味が湧くか?は実際、勉強してみないとわからないですもんね。

1年目で基礎ができあがったうえで「もっと勉強してみたい!」や「チャレンジしてみたい!」みたいな思いを持って授業に挑戦できるのってすごくいいなー!と思いました。





ちなみに、選択授業などで使用される教室にはヘアサロンやエステ、写真撮影用のスタジオも用意されており、どれも本格的。



写真撮影用のスタジオ(成人式撮影会の様子)




本校の講師が受け持っている授業が大半ですが、内容によっては専門的な知識やスキルになることも少なくないので、その場合は外部から先生をお呼びしてお願いをするケースもあります。


とにかく授業のバリエーションが多いのが国際文化の特徴の1つ。

校長先生の”美にまつわることはすべて勉強できる場所にしたい”という思いからきているそう。

それを様々な努力の結果、実現しつつ、どの授業を選んでもハイレベルな内容を学ぶことができるのが魅力的ですね!


他の選択授業についてはこちらをご覧ください。


お昼休み、ランチ事情と大忙し!?の学生たち


待ってました!お昼の時間です。

基本的に学生さんたちはお弁当を持参してきたり、買ってきたものを食べていることが多いそう。





ですが、お昼を持参しなくても、定期的に神泉駅前のMERCATINO(メルカティーノ)さんがお昼の時間限定で来てくださりお弁当の販売をしてくれています。

ちなみにMERCATINOさんの人気メニューは【カレー】今日も完売してました!
(食べたかった!)

渋谷校は校舎が複数あり、購買が来る場所が日によって変わるそう。


人気メニューをゲットするために、お昼前になると購買に行く学生はソワソワしだしますね(笑)


あー!自分の学生時代もそうでしたー!懐かしいー!


昼休み中、校舎内をウロウロしているとこんな賞状を発見。





先生たちは毎朝学校の周りを清掃しているそうで、その活動が神泉町会で表彰されている!!!

購買に近所の飲食店が来てくれることもそうですが、長い歴史の中で街との信頼関係がしっかりできているんですね。

そんな様々なホッコリを発見していましたが、一方で学生たちはお昼もバタバタ





技術コンテスト前ということで、お昼の時間を利用して当日の流れの確認のミーティングが各部門ごと入念に行われていました。


学校主催のものに限らず、学生さんたちのコンテストの参加意識って高いんですか?


高いですね。

美容のメーカーさんやディーラーさんのコンテストの案内も多数ありますので、興味のある学生は積極的に参加をしています。




実績もすごい。

コンテスト出場者が多いのは、毎日の授業が充実している証拠。



全国1位を獲得する学生も!


学校側からコンテスト参加を促すことはしませんし、コンテストのための授業を行うこともありません。

ですが、意欲的に参加したい学生にはサポートをしてます。


美容学生になったらコンテストにチャレンジしてみたい!」という方にはとっておきの環境かもしれませんね!

さて、お昼休みも終わり、午後の授業へまいりましょう!


髪に触れるだけが勉強じゃない!バランス感を身につける【デッサン】


午後はデッサンの授業から。

デザインは造形ということで、その基礎になるデッサンの基本を学ぶことで客観的にモノを見る目を鍛えることができるんですね。

今日は線を書く授業。

まず先生がさっくりとホワイトボードに絵を書いてくださいました。





いや、めちゃくちゃ上手い。

『火の鳥 エデンの宙』のロミみたいな絵が一瞬で出来上がりました。世代。

「線だけでこんな絵が描けるなんて…」と感動していると…。


じゃあくらたさん、モデルやってみましょうか


はい????


そんなこんなで気がついたらこんなことになってました。





めちゃくちゃ囲まれてる…!

特別に先生に僕の顔をデッサンしていただくことになりました。

モデルになる経験は未だかつてなく、大量の学生に囲まれているので全身に変な汗をかいてます。





さっきの線だけではなく、鉛筆の角度を変えて太さを変化させたり、練りゴムを使ってぼかしたり…

本来であれば、後々の授業で教わるはずの技術がここぞとばかりにバンバン出てきます。

美術の授業万年『2』の僕にはさっぱり…!

ものの15分程度で完成したのがこちら。





先生曰く
「(くらたの顔は)ボブマーリーとジョンレノンを足して2で割った顔みたいだった」とのことでしたので、デッサンと共にその言葉もひっそりと家宝にさせていただきます…。

バランス感を養ったり、スキルを身につけると鉛筆1つでこんな絵が描けるようになるんですね。
僕も教わりたかった…!!

みなさんありがとうございましたー!





国際文化だけ!?【十二単の着付】を学ぶ




続いての教室は着付実習室にお邪魔してます。

突然ですが、みなさん十二単ってご存知ですか?

そう、歴史の教科書でやったあれです。


なんと国際文化では留袖、振袖、花嫁(ウエディングも)などの着付の他に、十二単の着付の授業も行っているそう。

美容師という仕事上、さまざまなシーンで着物を見る機会はあります。

ですが十二単は着付けたことはもちろん、そもそも生で見ることすらない衣装ですよね???博物館で見るレベル。





お邪魔してみるとまさに着付が終わるところ。

今回は略式での着付とのことでしたが、この技術が残って今の時代まで受け継がれていることに感動しますよね。





初めて見る風景に完全に呆けた顔をしていると…


じゃあ、着てみますか。


はい?!?!?
男だけど良いんですか!?





とか言いつつも、されるがままにものすごい手際で着付けられていきます。

そしてなにより重い…着物って1つならそこまで感じないけど、それが重なってるとこんなに重量感感じるんですね…!

ちなみに、重量は15kgもあるんだそう。
4歳の子供背負ってるのと一緒だ…。


十二単とはいわれますが、実際に12枚重ねなければいけないルールはないんです。

12時、12支みたいに『12』という数字がなじみが良いため、俗称としてこの数字が使われているんですね。


完全に12枚着ないといけないものだと思ってました。


現在では十二単は皇室の方がお召しになるなどの機会がありますが、昔は位の高い方は軽装が多く、お仕えする人が十二単を着て、正式な場所に出ていたそうです。





学生さんたちと一緒に「へぇ…」と言ってる間にもう完成です。





長ばかまを履いていないので決まってないのと、観光に来た外国人みたいになっていのはご容赦ください。

十二単は学校で管理しているものだけでも10以上、留袖や振袖・花嫁衣装などを合わせると数えきれないほどの衣装が保管されており、授業やコンテストの際に使用しているそう。


十二単という特殊な着付が授業で存在しているのはもちろん、ここまで様々な衣装があるのは国際文化だけでは…?

少なくとも、どんな着付でも勉強できるのは着物に興味がある方には最高なのでは…!?





またまたお邪魔しました!ありがとうございますー!


学生も先生も猛練習!放課後までみっちり




コンテスト直前なので、学生さんは授業が終わった後も練習や仕込みを行っていますが、なんと先生も大会に出場するために放課後を利用して夜な夜な練習を行なっているそう。





こちらは(※)技能五輪全国大会に出場する先生たちの教室を覗かせていただきました。

(※)技能五輪全国大会は、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性及び必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを目的として実施する大会であり、昭和38年から毎年開催されています


要約すると若い技能者がスキルを競うイベントのことですね。


大会では23歳以下の若者が、いろんな技能で競い合っていて、その中に美容の技術も含まれているんですね。

国際文化は技能五輪でも入賞歴があり(紹介した通り、これに限らず様々コンテストで入賞してるんですが…)学生はもちろんですが、職員の方も同じ選手として出場をします。


この教室は普段あまり学生さんの出入りがあるような場所ではなく、ラボ的な場所として使われてるそうです。





いや、これはすごい。

何がすごいって、美容師の僕が見てもどうやって作るかがさっぱりわからない

大体のスタイルは見れば「~な感じなんだろうな」とある程度はパッと出てくるものなのですが、この作品に関してはさっぱりです。

それくらい精妙な作品。


なぜ、技能五輪に参加しようと思ったんですか?


学生時代に先生が挑戦していたのを見ていたんですよね
その姿を見て…っていう感じですかね。


脈々と血筋が受け継がれてるんですね…!

学生さんだけに限らず、先生もチャレンジされている姿を見せているというのは学生さんに影響力ありそうだな…!


実際に先生方も多く結果を残しているので、そこから影響を受ける学生はいますね。


それにこういう作品を1つ教室に置いておくと、学生たちも「すごーい!」みたいな声が上がりますから、刺激にはなっているのは間違いないですね。


僕も学生さんと同じテンションで「すごーい!」って言っちゃいました。

いやホントにすごいです…!


先生も生徒も本気だから、相乗効果的に熱量が高くなる学校なんだな…。

実際に直前の練習をしている学生たち、どこの教室も本当にみんな一生懸命取り組んでいました。






授業も終わり、放課後の時間少しワイワイした雰囲気になるのかな?と思っていましたが、それはほとんど見受けられませんでした。

大会直前だから、というのはもちろんあるかとは思いますが、本当にみんな本気なんだなぁ…。

学生さんたちの姿勢に僕自身が刺激を受けました!


さいごに




というわけで、1日学生体験終了しましたー!

皆さんいかがでしたでしょうか?国際文化理容美容専門学校の中を紹介させてもらいました。

選択授業などで毎日時間割が変わるのであくまで一部ですが、特色ある授業を紹介できたんじゃないでしょうか?


美容に対してのモチベーションやコンテストへの参加意識の高い学生が集まる

そして彼らを支えるプロの先生方とで作る信頼関係が国際文化の風土を作っているんですね。

オープンキャンパスでは覗くことのできない側面、ぜひ学校選びの参考にしてみてくださいー!


というわけで、皆さん最後までご覧いただきありがとうございました!


国際文化に関する詳しい内容はぜひオープンキャンパスにてご参加ください。

数多くのオープンキャンパスが用意されていますので、気になる内容は是非チェック!






オープンキャンパスはこちら

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