「育休なんて取れないだろうな」と思っているパパへ、パパの育休に詳しい人に話聞いてきた!

スタイリスト向け

みなさんこんにちは、くらた編集長です。

絶賛育児中でございます!赤ちゃんの匂い最高!

美容師としてはかなりレアな体験をさせてもらっていますよね僕。

今回はこの体験をもとにパパ美容師が育児をする際に参考になりそうな記事を書いてみました。


ちなみに以前TOOL MAGAZINEではこんな記事を書きました。

大まかにパパが取得できる育児休業についての制度や方法について、ある程度明記してありますが…。


育休の制度や仕組みって

そんなこと調べればわかるんだわ

『男性 育休』で検索すれば似たような記事はいくらでも出てきます。

でも欲しい情報はそんなんじゃなくて


新生児に”いないいないばあ”しても見えてないぞ!」とか

育児と同じくらい嫁ちゃんのケアしとけ!」とか

そういうリアルなものが欲しかったんですよ。


一昔前に比べると、育児に積極的なパパが増えてきていて、その中で少しずつパパが育休を取得するような人たちが増えてきています。

しかし、美容師ってお客様ありきの仕事でかつ、体育会系な文化がまだまだ根付いてるので


美容師
美容師

育休取得するなんて無理っしょ

って本人が思っているケースが多かったり


美容師
美容師

育休取りたいな…

オーナー
オーナー

育休?なんそれ?

みたいなケースって結構想像がしやすい!


美容業界って一般社会のスタンダートに追いつくまでに少しタイムラグがある気がするんですよね。


美容師を長く続けていく上で”育児”って起きる可能性のあるライフイベントの一つじゃないですか。

充実した美容師ライフを送ることができるために、学生や新卒の読者の皆さんにはタイムリーな内容ではないかもしれないけど

いずれ必要になるであろう情報

としてキャッチしておいて欲しいと思い、今回のテーマに至りました。


パパ美容師たちが得る情報として制度とか仕組みとかだけではなく、育児の現場のリアルを経験している先輩パパたちからのアドバイスを読んで欲しい!

さらに、当時の僕が「子どもが生まれる前に読んでおきたかった!!!」の視点でお送りしますので、ぜひ最後までご覧ください。


美容師に限らずリアルなパパたちの育休の現状を聞いてみた

今回の育休というテーマは僕の主観的な育児観で書き連ねるにはかなり偏狭的な記事になってしまい、かなり危うさを感じたのと
(後で書くけどね)

美容師という働き方に限らず、より広い視野で育休について触れていく必要があると感じたので…。

がっつりメディアの権力を濫用して取材をしてきました。


協力いただいたのはこちらの方!

シカゴリラ氏

プロフィール
3児のパパ
・2020年6月にパパ育コミュ(パパ達の交流が促進するプラットフォーム)を立ち上げ、「男性育休」に関する情報発信中。
・パパ、ママの声535人を拾い、その声を元にして3冊の本を出版
・”シカゴ”に住んでた”ゴリさん(あだ名)”でシカゴリラらしい。



今回は初対面にも関わらず「これからパパになる美容師さん目線でアドバイスをください!」なんて無茶なお願い聞いてくださりありがとうございます。

いえいえ、パパ育(パパの育休)の普及に向けてできる限りのことはしたいと思っていますので、光栄です!

是非パパのお役に立てたら嬉しいです。

そもそも「パパ育」ってなんですか?

「パパ育」とは「パパの育児や育休の略称」であるとともに、「パパが育児を通じてパパとして、そして一人の人間として育っていくこと」という2つの意味を込めて作った言葉です!

今回はオンラインでいろいろ聞いてきました!


育休取得率が倍増?その要因は?

厚生労働省の発表によると、男性の育児休業取得率は12.65%と平成30年と比較するとおよそ2倍に跳ね上がってる!

実は、令和元年に第1子が生まれた時に育休を取得していて「僕って珍しい方だよなー!ところでパパの育休取得率ってどんなもんなんだろう?」と出来心で調べたんです。

データを見たとき、パパの育休取得率が6%台と知って「低っ!」と思っていたところから、最近2倍近く跳ね上がったのは驚きました。

その要因はなんでしょう?

パパが育休を取得しにくい原因の大きな理由が『育休を取得しにくい雰囲気』だったんです。

要因を簡単に言うと、その空気感が『育休が取得しやすい雰囲気』に変わってきたということですね。

理由は2つ、トップダウンとボトムアップの影響が考えられるのではないかと思います。

トップダウンというのは当時(令和元年)の環境大臣だった小泉進次郎さんと滝川クリステルさんがご結婚をされて、妊娠報告をテレビでしていましたよね。

小泉さん自体は雇用されている立場ではないので、育児休業にはあたらないのですが「仕事を休んで育休を取得する」という発言をしていたのを覚えている方もいるかと思います。

また、地方自治体でも、例えば千葉県の熊谷市長は『育休を取る理由』でなく、『育休を取らない理由』を職員に聞くような運用方法にシフトしてますしね。

そういったマスコミの注目を浴びる方が育休をされたり、行政としての働きかけというのが契機になったんじゃないかなと思っています。

2020年1月16日 MBSテレビ「ひるおび」より

影響力がある方が育休取得したり、行政の育児に関する取り組みをすると、マスコミはそれを取り上げますよね。

それらの報道を一般の方が見ることによって「パパが育休を取るなんて方法もあるんだな」という認知に繋がったのが、トップダウンの理由ですね。

このあたりは記憶に新しいですね!

マスコミが拡声器的な役割を果たしてくれたことで一般の方々への認知が広まったってことですね。

ボトムアップはどういう理由でしょう?

『周りに育休取得者が増えてきたこと』ですね。

知人や友人、会社の同僚などの身の回りの人に『育休を取得した人』というのがちらほら出てきて、そういう人がいると「自分も取得していいのかな…?」と育休を身近に感じるようになるじゃないですか。

それと、これはパパ育コミュの中で『育休に関するアンケート』を開催して、その中で面白い結果があったんです。

育休を取得する男性がママの周りに増えてくると、ママがパパに「育休取らないの?」と言うようになるという傾向があるみたいです。

言われたらドキッとしますね笑

そうなんです、ふわっと考えていた育休だけど、ママから言われるとパパって真面目に検討しなきゃいけなるというか…プレッシャーを感じるじゃないですか笑

パパ育の中でもそのようなきっかけで本格的に会社と交渉をし始めた人が増えてきているみたいです…。

つまり、周囲の育休取得者が増えてきたことでパパが自発的に、ないしママから進言で間接的に育休を取得するというマインドに変わってきたことがボトムアップの要因ではないかなと思います。

育休がトップダウンをきっかけにそれとなく広まって、企業の中で育休を取得するファーストペンギン的な人たちが増えて、知人友人に広まっていくボトムアップ的な要因があったことで、全体的な空気感が『育休を取得しやすい雰囲気』になった結果が今回の数字の原因じゃないかということですね。

まさに!


実はもう一つ…新型コロナウイルスの影響もあるんじゃないかと思っています。

この辺りは現場仕事の美容業には接点があまりない分野かも、どういった原因ですか?

コロナ禍で在宅勤務という勤務形態が確立してきて、家で過ごす方が増えたじゃないですか?

今まで職場にいくことが前提になっていたのでパパが物理的に隔離されてしまっていたんですよね。

つまり、今まではライフとワークが完全に別のものになっていたと思うんですけど、在宅勤務になったことでその境界線がすごくゆるくなってきたんですよね。

皆がライフワークバランスというもの見直すきっかけになったことで「ライフって大事だよね」という考えを持つようになり、育休という選択肢をとるパパさんが増えてきたのかなというのも感じるところですね。

コロナ自体は早く終息することを願うばかりですが、育休の浸透に関して言ってしまえば不幸中の幸いみたいな部分もあるのではないかなという気がします。

皆さんの生活様式が変化することで、考えるきっかけになったんじゃないかということですね。

育休が取得しにくい理由の中に「金銭面の負担」のところに関して改善されている部分はあるのでしょうか?

シカゴリラさんによると育休を取得しにくい理由は6つ

  1. 育休制度が未整備
  2. 育休制度理解の負担
  3. 金銭面の負担
  4. 育休が取得しづらい雰囲気
  5. 育休が取得しづらい雰囲気の顕在化
  6. 育休の必要性が認知されてない

この中で『金銭面の負担』ってどうしようもないのか…?

この辺りの課題はまだありますね。

「全く貯金がない」や「住宅ローンの返済が大きい」「学生ローンをまだ返している」などのご家庭事情は様々です。

そうなると長期の育休を取得して育児休業給付金のみで生活をする、というのは厳しいかもしれないですけど、1ヶ月程度の短中期の育休取得であればそこまで大きな負担にはならないかなと思っています。

実際、育休取得者の8割くらいは1ヶ月未満の方が多いのが現状です。

ママの産後の状態なんかを考えると正直なところ3ヶ月くらい取得できるのが理想ですが…。


育休ギャップモニタリング(育休取得率ではなく、育休期間と照らし合わせた時にどれくらい差があるかという調査)の記事がありますのでそちらをよろしければご覧ください。

育休取得率の増加は注目すべき点ですが、希望通りの育休を取得できているかといえばそんなことはないんだよって内容です。

(画像がリンクになっています)

https://papaikuq.com/?p=3331


ここまでのまとめ
パパの育休取得率増加の原因
・有名人や行政の発信とマスコミによる拡散効果的なトップダウン効果
・ファーストペンギン的な存在が現れて周りに増えてきたボトムアップ効果
・コロナ禍による在宅勤務が増えたことによるライフワークバランスの変化
・取得率は増加しているが、取得期間には未だギャップが存在する
・まだ男性育休取得のための取得しにくい壁は多い

ママのパパに対する育児への不満

正直パパが育休取ったところで正直あまり戦力にならなかったり、むしろ「いられて困るわ!」みたいな声も聞く機会も少なくはないのですが、ママさんたちの不満ってどんな声が上がったりしてるんでしょう?

あらかじめ知っておければ、ママにフォローできそうな部分ありそうだなと思いまして!

これ悩む質問ですねw

妻にもヒアリングしちゃいました。結構個人的な意見になっちゃいますがよろしいですか?

夫婦の形って本当に十人十色じゃないですか、家族環境とか職場環境とか価値観もあったりとかすると思うんですけども、本当になんかさまざまな要素で変わるのかなと思っているんです。

なので一概にママからパパへの「もっとこうなってほしい!」っていうのは様々な要素によってだいぶ違うのかなと。

もっともすぎてこんな質問投げた僕が恥ずかしくなってきた…笑

そんなことはないですよ笑

しかしいずれも共通して必要なことは、お互いにコミュニケションを取ることがすごく大事なんじゃないんでしょうか。

コミュニケーション!こういうところパパ苦手そうですよね。

第一子の時ってパパもママもどうやって子育てしていいかわからないじゃないですか、そんなときに二人三脚が必要になるんじゃないかと思うんですよね。

例えば育児書読んだり、ネットで検索したり…ママと育児レベルを共有するのはパパができることですよね。

2人目の時なんかは上の子をパパが連れ出したり、美味しいご飯作ってあげたり、夜泣きするような子だったらミルクに変えてあげて授乳を引き受けてあげたり、1人でお出かけしてストレス発散させてあげたり…。

パートナーが何に困っていて、どんな状況なのかを把握してあげてそれに対して必要なアプローチをしてあげる、そのためのコミュニケーションが必要になるんじゃないかなと思います。

「授乳以外はできらあ!」と思っていても、結局は家事の大半をママに任せきりに…なんてこともありますもんね。

とはいえ僕も1人目の時にそれができたかと言われたら全くできていない状態で、それを反省して2人目が誕生してからすごく意識するようになって育休をした部分もあるので…。

わかる気がします。

家族にとって大きなライフイベントではあるけど、第一子の時にすごくできたかと思うと全くそんなことなかった気がします…。

嫁ちゃんにめちゃくちゃに怒られた記憶しかないです笑

特に今はコロナの影響で市区町村が開催するようなプレパパ向けの育児に関する講座って軒並み中止になっちゃてるんですよね。

パパ育コミュの中で何かやらなきゃいけないという課題意識があって、去年の10月からプレパパ向けの『パパ育スクール』というのを開催して先輩パパが「プレパパの段階で知っておきたかった!」ということをまとめて伝えたりしてました。

※今年のパパ育スクールは終了しています(アーカイブが限定公開されてます)

https://papaiku.jp/school/school/

確かにパパになる前にある程度土台になるような知識とかマインド知っておきたかったー!

パパ向けの勉強の場ってものすごく限られてるからどこで何をどの程度知っておけばいいかわからないんですよね…!

来年度も開催できたらしたいなと思ってます!

あと大切だなと思うのは、育休の取得はもちろんなんですが、育休復帰後も継続して育児をしていくことです。

育休期間頑張ったからオッケーで仕事に完全復帰はなく、一つなぎで見ていく工夫は必要になりますね。

「よし!育休終わり!仕事頑張ろ!」じゃなくて、復帰後に仕事を頑張りながらも育児を継続していくバランス感の調整は考えたことない視点でした。聞いといてよかった。

ここまでのまとめ
ママのパパに対する育児の不満
・家庭ごとによって浮かぶ問題は様々、一概にはいえないけど必要なのはコミュニケーション
パートナーの悩みを把握して必要なアプローチをしてあげよう、美容師なら得意なはず
・育休期間が終わったら育児が終わりじゃない、大事なのは継続した育児の関わり方

パパが育休取得の際のデメリット

育休のメリットはたくさんあるかと思うのですが、あえてデメリットをあげるとしたら何があげられますか?

『パタハラ』ですね。

「パタハラ」とは、パタニティー・ハラスメントの略。パタニティー(Paternity)は英語で“父性”を意味し、男性が育児参加を通じて自らの父性を発揮する権利や機会を、職場の上司や同僚などが侵害する言動におよぶことを、パタニティー・ハラスメントと呼びます。

日本の人事部より引用/https://jinjibu.jp/keyword/detl/591/

最近の言葉ですよね、本当にあるんだ。

ほとんどの方は普通に育休取得して普通に復帰されています。

ですが、復帰後に変な処遇を受けたりするというのは実際にあるみたいです。

アンケートの中でも職場復帰したらいきなり田舎に飛ばされたり、育休取得の交渉時に上司と揉めて関係性が悪くなったりとか…。

目に見える明らかなパタハラに限らず、出世が遅くなるというのも間違いなくあると思っていて…。

人事考課って相対評価になってしまうので、半年間育休取ってる社員と1年間一生懸命頑張った社員だったら後者の方が評価っていうのは絶対に良くなるじゃないですか。そう言った意味で「よーいドン」の出世レースには足枷になってしまう可能性があるという点は現段階ではデメリットに当たってしまうのではないかなと思います。

わからなくはないけどモヤモヤするなー。

ただ今後みんなが育休を取るようになってくると評価の差がなくなってくるでしょうし、むしろ育休取ったパパさんがファーストペンギンとして評価される時代がくるようになるかもしれませんね。

さらに出世が全部じゃない、ライフワークバランスのライフを重視するようなパパさんが増えてくるとも思ってます。

育休を取得することによって自分らしい生き方が見つかってライフが充実するのであれば、ワークや出世が多少重要度が下がることは十分にありという考え方もありますよね。

あー、これはめっちゃわかる気がします。

私は出世を諦めてるわけじゃないけど、育休っていうイベントがあったことで「仕事だけが別に幸せとは限らないよな???」って考えるきっかけになりました。

なんか視界がグーーーンと広がった感じがしましたね。

人生100年時代ですからね。

長いスパンで考えた時にライフの重要性ってすごくあると思います。


ここまでのまとめ
育休取得のデメリット
・パタハラ(パタニティ・ハラスメント)は僅かだけど存在する
・育休取得をしたことにより出世の足枷になる可能性はある
・ライフワークバランスを見直すきっかけになったり、人生の価値観が広がったり…
・圧倒的にメリットの方が大きい

パパの育休が普及していくためにできること

これからよりパパの育休が浸透していくためにはどんなことができると思いますか?

我々にできることはボトムアップの取り組みですよね。

育休というものが分からないパパもまだ多くいらっしゃると思うんです。

その際に育休を取得したパパさんが情報発信をしてくださることで身近に感じてくださるようになり、実際に育休を取得するパパさんが増えて、さらにそのパパが…みたいにパパさんが輪を増やしていくみたいな…そういう育休の輪みたいなものが広がっていくような活動ができるといいなと思っています。

草の根活動的な感じですね

まさに、書籍の「育休白書」や#パパ育でのTwitter投稿というのは、まさに育休に関する情報発信を広めていきたい思いがあるからです。

育休相談なども行いながら、本当に地道ではあるんですけども少しずつ広めていく活動を行っていくことなんじゃないかなと思ってます。

色々拝見しましたが本当にすごいですよね。

最初は1人で活動してたので草の根にもなっていなかったんですけど、最近は様々な本当に色んな人が協力してくださるので、活動もちょっとずつ広がってきてる部分もあります


ここまでのまとめ
パパの育休が普及していくためできること
・育休を取ったパパたちが声をあげていくこと
・ボトムアップの小さな声が集まれば次のパパに届く
・1人じゃないから大丈夫、悩まずに相談して

美容師が育休を取得するためのアドバイスをもらってきた

最後に…

美容師というお客様がいらっしゃること前提の仕事って、パパの育休取得ってやっぱり難しいんですよね。

長期スパンの育休にはお客様が離れてしまうリスクがあるなと感じたので、1週間程度の育休にしました。

でも今後、パパ美容師さんが育休取得だったり、育児を「積極的にやっていきたい!」って思っている方たちに是非シカゴリラさんからアドバイスいただきたいです。

確かに、お客様を抱えて個人的に信頼関係を築いていらっしゃお仕事は本当にお仕事を休みにくいですよね。

そういった方が仕事を継続しながら育休を取れるような仕組みがあるといいですよね。

実は2022年10月から『半育休』という仕組みが導入される予定なんです。

これまでは育休中の就労は禁止されていたんですけど、それがピンポイントでお客様にサービスを提供する分には就労してもいいよという制度なんですよね。


※半育休とは

男性育休のススメより引用/https://papaikuq.com/?p=3127


それは在宅に限らず???

そうです、例えば美容師さんの場合であれば、ご新規のお客様は控えた方がいいかもしれないですけど、大切なお客様の施術は週3日くらいのピンポイントであれば育休中でもできるようになるんですよね。

キャリアを継続しながら育休を取得できる意味ですごくなんか大きな変化なのかなと思ってます。

半育休…めちゃくちゃいいじゃないですか!

さらに育児休業給付金もらいながら就労で得たお金も一定割合までは育児休業給付金が減額されず、社会保険料免除の対象になるのでフルタイムで働いている時とほぼ同等の収入を得ることができるんですね。

就業規則に組み込んだり労使の関係の準備が各企業必要になるので10月から一斉にスタートというは実際難しいところもあるかもしれませんが、美容師さんのような働き方をされる方にはうってつけの仕組みなんじゃないかと思います。

あとは個人事業主の方ですよね…!

美容師さんの中でも多くいらっしゃるかと思いますが、現状では個人事業主の方は育休制度が存在しないのでどうしても働かざるをえない状況です。

同じパパであることには変わりがないのでもう少し制度が充実して欲しいところではあります…!

ここは…確かに近年増加してきた働き方でもありますからね…。

政府の人たち!お願いします!


最後に育児をしっかりやっていきたいというパパさんへのアドバイスとしては優先順位をしっかり持ってほしいなと強く思っています。

美容業の方は自分でやりたい仕事を今一生懸命やってらっしゃったりとかして、仕事のやりがいが凄くある職業だと思うんですよね。

とはいえ競走も激しい業界でもあるので、なかなか休みにくいっていうのもあるかもしれませんけども、家族にとってはパパってやっぱ一人しかいなくて変えが効かないんですよ。

子どもが生まれるということはとても特別なことだと思うので、そういった時に夫婦二人三脚で育児に取り組むという夫婦のパートナーシップにとって凄く大事なイベントだと思うんですよね。

育休を取ったパパさんの多くは「人生でかけがえない時間だった」とおっしゃってます。

人生百年時代です。

仕事も大切ですけど、ライフの重要性も是非見つめる機会にして欲しいなと思います。

今は仕事の優先順位が凄く高くなってしまってる方も長期的な人生設計を踏まえるとライフワークのライフを優先する選択をしっかり考えてほしいなって思うんですよね。

私たちは制度や体験などを伝えることによって「こういった選択肢もあるんだよ」というのは伝えることができるんですけど、最後は自分だと思いますので自分や家族としっかり見つめ合って、ワークとライフをどう付き合っていくか明確にしてもらえるといいんじゃないかと思います。

一生の中でもそうそう訪れることのない機会、何が大切か一生懸命考えてみて欲しい!

いやー!勉強になりました!

改めてパパが育休を取得することの大切さを教えてもらえました!

これからパパになる方たちもぜひ参考にしてみてください!シカゴリラさん、ありがとうございました!


ここまでのまとめ
美容師が育休を取得するためには
・半育休の制度を利用すればお客様との関係性を切らしてしまうことなく育休の取得ができる
・育休は働く人の権利、ワークとライフの優先順位を本気で考える機会にしてほしい
・パパは家族にとって唯一無二の存在、代わりはいない自覚を持つことが大事
・最終的に決めるのはパパ本人、後悔のない選択をぜひして欲しい!


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パパって、仕事や育児に忙しく、なかなかパパ仲間と交流する機会がありません。

さらに、育休中のパパも、周りに育休仲間っていないことがほとんど。

けど、本当は同じ境遇のパパ仲間とワイワイと雑談したり情報交換したい!

そんなパパのためのコミュニティーです。


SlackやZoomでのコミュニケーションも定期開催していますが、パパ育情報をまずは気軽にゲットしたい方は【パパコミュLine公式】から参加してみてはいかがでしょう!

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育休取得者の失敗から学ぶ、知らないと損する「50のこと」: 男性育休サバイバルブック2021 男性育休シリーズ (パパ育ブックス)

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僕も今読んでる最中です!


まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事でパパが育休を取得することのハードルが少しでも下がればいいなと思ってます。


僕自身が取得して何よりよかったことは、世の働くママさんは本当にスゴイなと改めて尊敬をすることができたことと、ママさんたちの髪に対するお悩みの声、例えば

「スタイリングにかける時間がない」
「できるだけ楽にセットしたい」

が実際に自分がその生活を体験することで、ママさんのお客様の声に共感が持てるようになったことです。

そういった意味で美容師としてのカットの技術だけでなく「限られた時間の中や日々の生活のなかでいかにヘアスタイルを楽しんでもらえるか?」を同じ立場で考えることができるようになったのは育休は家族のためだけでなく美容師としても成長させてもらえているとても貴重な機会でした。

是非、世のパパ美容師さんたち本気で検討してみてください。


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