「いつかは私も!」将来はサロンオーナーになりたいあなたに知っていてほしいこと

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「将来は美容師になりたい!」



志す気持ちとほぼ同時に、





「そして将来は・・・!」





美容師として叶えていきたいビジョンを描く人も多くあることでしょう。







「せっかく美容師になったのだから、」







「サロンオーナー」




というビジョンは、そのうちのひとつ。





この記事では



「サロンオーナーになりたいから」



美容師を目指した筆者が、



これからサロンオーナーを目指す方たちに向けて知っておいてほしいことをしたためていきます。





開業を予定している現役の美容師はもちろんですが、


まだ高校生、まだ美容学生だけど・・・




そんなあなたにもお役に立つ内容になれば嬉しいです。




◇サロンオーナーってなに?

最近では1席オーナー、いわゆる「ミラーレンタル(面貸し)」という独立の方法も確立してきていますが。





ここではあくまで「実店舗をつかってサロン経営をしている美容師」としてお話を進めていきます。





◇「独立ですか〜!すごいですね!!!(いろんな意味で」


それまでお勤めてしていたサロンを退職。




そして独立して、自分の力でお店をつくる。



美容師がキャリアを重ねていった先でする決断としては、





「あり寄りに、ある。」





そんな進路のひとつです。





でも、企業などにお勤めのお客様にお話をするとおおよそ言われることですが、



これ、一般的な認識に立つと、



「すごいですねーーー!」です。







なんか、なんか、、、気分いいですよねw。






ただ、気をつけたいのは、






この「すごいですねーーー!」。







かならずしも、




「素晴らしいですねー!」や




「ご立派ですねーーー!」





のニュアンスだけでなく。








「・・・いや〜〜〜、、、よくそんな決断できましたね〜〜〜。。。」






「この先大丈夫なんすか・・・?」





のニュアンスも少なからず含まれていて。






そのくらい、




従業員という立場を離れてサロンオーナーになるということは、抱えるリスクも多く引き受けていくということでもあるし。





やはり美容師の独立、オーナーになっていく決断というのは一般企業にお勤めする方たちがキャリアアップしていくステップから考えると、



「ちょっとズレている」



ところでもあると思います。





◇私が独立するにあたって、やった準備

そんなリスクも多くある美容師の独立、オーナーへの進路ですが、


私がこの決断をしたのは、美容師としてキャリア8年目の春。




29歳の時でした(開業時は30歳)。






「ちょ、十分早いやんけ!」





それを目的にしていたとはいえかなり早い段階での決断になりました。



もちろん今からもう10数年も前ですし、当時と今とで持っている認識については比べるまでもありませんが。




それでも、「独立してオーナーになる=「潰れる」のリスクもある」くらいは理解をしていましたし、それ相応の準備をしようとしたものでした。



①ホームページを自分で作れるようにしておこう


自分のつくるお店に、はたして「お客様が本当に来てくれるのか」






特にこのことを不安に思っていたこともありましたし、まだ私が開業した当時はスマホが一般的なツールではありませんでしたので。




パソコンでコソコソとホームページを作る勉強をしていました。(なんならちょっとした検定まで受験しましたw)


②美容師以外の資格も取っておこうかな






こちらは早晩挫折をしたので、さらっと書いておきますが士業資格を取得しておこうとダブルワークした時期もありました。



◇ 13年の運営で経験したこんな出来事

そんな、私の独立物語。





立ち上げで一緒に働くことにしたスタッフは、当時流行していたSNSで応募のあった美容師(あの当時SNSで募集をかけていたところはちょっとだけほめてあげたいw)。



でも、、、お給料は?




「もちろん遅滞なく満額払っていましたよ!!!」


でもさ、、、?




労災?って?




雇用保険はどうした?




年金、税金、医療保険とかは?






うん?これは給料から引いてしまっていいの?







・・・時効成立でしょうか。。。






創業当時、個人事業だったとはいえ、他人様を「雇用している」とは到底いえない杜撰な労務体制だったこと。




いろいろアウトだったこと、カミングアウトです(はい?。





◇サロンオーナーは4番でエース。キャッチャーもするけどヘッドコーチで監督でもある




もちろん運営を進めていく中で、名参謀と呼ばれるような右腕が育ったり。



そもそも最初から仲間と一緒に独立をしたり。



状況が違えば(変わってくれば)サロンオーナーの役割も変わっていくものですが。






ほとんど多くのサロンオーナーが、開業してまず最初に直面するのは、




「こ、、こんなにやることあるのか・・・???!」





二刀流どころか、





4番バッターでかつエースでありキャッチャーでもありながら、ヘッドコーチで監督の仕事もしなければいけない。





マルチワークな現実に直面することがほとんどだと思います。






検定まで受けるほどあんなに勉強していたホームページの作り方・・・






でしたが。





開業3年が過ぎた頃には外注するようになっていたというのも、今ではまあまあ笑い話です。

◇ 備えあっても、憂いは生じる






そんなわけで、これは「美容師→サロンオーナーになる!」なトピックに限りませんが。




知っていてほしいことはあっても、知っていたから上手くいく!でもない。」




サロンオーナーになってからの日々はそういう体験の連続。



備えというのはあくまでも備えにしかならないということ。



この記事から始まる以降のコンテンツも「きっかけのひとつ」くらいに温度調整しながらご覧いただけたらいいのではと思います。


なにはともあれ、あんまり頭でっかちになりすぎませんように。


ほどよい予備知識を得ていただけるきっかけにしていただけたら嬉しいです。

まずはご挨拶まで。

ではまた!

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mamo.labo

2009年創業 hair design space i.chi.e (千葉県/浦安市)オーナースタイリスト

2021年で美容師としてのキャリア20年の節目を迎え、これまで以上に年代を超えた繋がりや貢献を実現できるきっかけを得たく寄稿させていただくこととしました。

一美容師の視点、一運営者の視点から有益な投稿をお届けしていきます。

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