TOOL MAGAZINE編集長のくらたです。
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前回の記事とのギャップが激しいですがどうぞ!
怒ることについて
「怒る」ってものすごく難しいことですし、労力がいることですよね
そして主に上司から部下へのパターンの場合がほとんどですが
何をもってしてそんなに「怒る」というのは難しいのでしょうか?
感情とのブレンド
難しいとは言ったものの…。
実は「怒り」っていう感情ってそのまま人にぶつけるのは、一番シンプルでめちゃくちゃ簡単なんです。
その感情に身を任せればいいだけだからです。
ただ指導するための「怒る」というのは難易度が上がります。
それはなぜか?
その「怒り」の感情をブランドさせたまま「怒る」ことで伝えようとしてしまうからなんです。
ありがちな「怒り方」
特に上司と部下の場合、よくあるワード
今まで自分はそうやって育ってきたから!!!
だからお前も同じようにやれ!みたいなやつ。
っていうけどそれは教育者の立場としてはものすごく無責任な発言ですよねw
それで後輩が育つ根拠はどこにもないです。
自分の苦労を後輩にも押し付ける、もしくは別の方法でクリアしようとしているのをみて
「ムッ(# ゚Д゚)」っとするタイプの先輩ですね。
こんなのもよく聞くワードですが
なんでこんなことも出来ないの!?
これもあるあるですよね…。
一回教わって出来るわきゃないんですよ。
表現は様々ですがこれに近しいワードはよく聞きます。
これらの発言は全て
部下のことを本当に見てない人の発言ですね。
あくまで、自視点しか見えていないためにプロセスも結果も自分が達成したことによる押し付けでしかないんです。
この怒り方が何故だめなのか
と、いうのも
その子を本当の意味で見ること放棄して
自分の経験のみ、もしくは起こったマイナスな事象のみ目をつけるから出る感情ではないかと僕は思います。
そもそも上司であるあなたも最初から出来てたわけじゃないですよね?
出来るようになってから年月をかけてあたかも最初から出来てような錯覚を起こしてしまうから目について
「自分のときはこうだったのに!」
「なんでこんなこともできないんだ!」
という怒りになるんです。
自分のその時のことをしっかり思い出してみてください。
同じようなこと言われて来て「はぁ!?」ってなりまんせでしたか?
その文化美徳にするのもうやめません?
どんな「怒り方」どうすればいいのか
もちろん目の前の出来事に対しての反省は必要です。
「これがダメ!」だけではなく
なんでそうなのか?
それが改善できるとその仕事でどんな喜びを得られるのか
が伝えられると幸せですね
部下にとって怒られることに価値がないといけないんです。
その子がそうすることによってその後最もプラスに働く手法が
【怒ること】
っていう選択をした、でないといけないと僕は思います。
それしか指導方法がないのは上司の引き出しの少なさが原因です。
褒めることについて
で、逆に「褒める」ってことは「怒る」よりもっと難しいことなんです。
「怒る」ことは起きてしまったミスや目の前の出来事に対しての指導が出来ますが
「褒める」というのは
その人のことめちゃくちゃ見てないと出来ないことなんです。
注意深く×100観察して×100やっと出てくるものです。
「褒める」ことでやらないほうが良いこと
基本的に人間は人の良いところより悪いところの方がよく目に付きやすいものです。
その中で他人のいいところを見つけようとするのは本当に大変なことなんです。
それを蔑ろにして「褒めなきゃ!」だけでやってしまうと
上辺だけで作業的になったり無理矢理褒めることになってしまいます。
そうするとその子の感情には当然一ミリも届かない上
寧ろすぐバレて関係性としては逆に働く可能性すらあります…。
危険ですね
「褒める」は諸刃の剣だけど
ただどれだけ小さなことでも良かったことを伝える習慣は
その部下にとって所謂「やる気」に簡単に直結しやすいのです。
ちゃんと見られてて褒めらることで悪い気を起こす人はいません。
良かったことを素直に「伝える」ことが何より重要になります。
成長のバネとしてはもしかしたら弱いかもしれませんが
「アメと鞭」ですよね、要はバランスです。やりすぎると
こうなりますw
まとめ
後輩指導の方法はこれに限ったものではありません。
「ワクワクさせる」
「別の方法を提示する」
「手取り足取り教える」
「自分で見つけさせる」
これに限らず様々ある手段の中での選択肢の一つでしないのです。
まあさすがにもうこんな
昔ながらな文化のサロンさんはほとんどないかと思いますがw
この記事は自分に対しての戒めでもあります。
なんせ僕は「怒れない」もんで…。弱点の一つです…
いずれにせよ後輩は先輩をものすごく見ています
ついて行っていい人か?どうかをちゃんと判断をしています。
分かりやすい項目なので怒ると褒めるにしましたが
自分はどんな風か?この記事読んで頂いた方
もしよろしければ振り返ってみてもいいかもしれませんね
サロスクマガジン編集長
美容学生と美容師に取材を行っている
本職は美容師
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