今回は福島県、郡山市にあります郡山ヘアメイクカレッジ様にお邪魔してきました。
それでは早速学生さんの声を聞いてみましょう!
郡山ヘアメイクカレッジを選んだ理由
皆さんよろしくお願いします!
早速ですが皆さんが郡山ヘアメイクカレッジを選んだ理由を質問させてください。
はい、僕は進路を検討している時に郡山ヘアメイクカレッジのヘアショーを見学させてもらいました。
まず第1印象で校舎がとても綺麗だったんですよね。
ヘアショーは拝見して感動しました。
モデルさん・衣装・ヘアメイク…美容でこんなに様々な表現ができることを知って正直驚きました。
それが一番の決め手ですね。
2つあって…ひとつは家から近かったことです笑
駅からのアクセスも良くて、スクールバスや車での通勤もできるのでその辺りも魅力の一つでした。
もう一つは美容師に限らず他の勉強もしたくて、それが郡山ヘアメイクカレッジではできるのが非常に魅力的でした。
私は着付けをやりたくて、1年生の時に選択コースで選ぶことができ、資格を取得してから2年生になると『奥伝・着物着付師取得コース』へ進んで、課外授業等をやりながらさらに上の技術・技能を学ぶことができるんですよね。
家から近いのはめちゃくちゃ大事ですよね。
そして着付け、聞いてるだけでもすごく色々な勉強がさせてもらえそう!
私も2つあります。
ひとつは郡山ヘアメイクカレッジが美容国家試験の会場ということですね。
私、本番に弱くてすごく緊張してしまうタイプなので知らないところで試験をするよりは、母校が会場であれば少しでもリラックスした状態で臨めるんじゃないかなと思ったんですよね。
ふたつめは、私の母と祖母が郡山ヘアメイクカレッジの卒業生なんです。
先生のことや学校の雰囲気などは小さいころから話はよく聞いてて、きっと素敵な学校なんだろうなと思ってました。
親子3代で同じ美容学校って…サラブレッドじゃないですか。
イベントについて
高野くんから少しイベントについての話がありましたが、この学校のイベントについて聞いていきたいと思います。
毎年”ヘアカレカップ”というのが開催されます。
1年生が【ワインディング部門】2年生はウィッグを1体使ってカットやカラーを施して自由に作品を作る【オリジナルカット&ブロー部門】に分かれて競うイベントが楽しいですね。
1,2年生が合同で行う合同技術研修というのがあり、今回はワインディングが3時間耐久で行われました。
今年は3年ぶりに開催された国理容美容学生技術大会 東北地区大会の前日に岩手県まで研修に行ってきました
3時間!?耐久で!?
岩手に行くのは楽しそうだけど、私たち美容師でもやらないことやってるのすごすぎる…!
ちなみに他のイベントってなんかありますか。オリエンテーションみたいな
(コロナの影響もあって)今年からできるようになったんですが、球技大会や僕らが1年生の時は遠足も行ったんですよね。
「やる時はやる、楽しむ時楽しむ」みたいなしっかりメリハリのある空気感がありますよ。
就職について
じゃあ少し方向転換して、現在みなさん2年生ということで、就職に関しての質問をさせてください!
「どういったサロンで働きたいか?」や「サロンを決めるときの基準」みたいなものがあったら教えていただきたいです。
1番は”人間関係”だと思っています。
就職先を探す際にサロン見学等を活用することはあるのですが、正直サロンのスタッフの方たちの人間関係までわからないかもしれないのでその辺りは不安かな…?
人間関係、確かに難しいところですよね…。
懸念していることや「こうあってほしい」っていうのは、どんな人間関係求めますか。
「厳しくしないでほしい」っていうことではなくて、支え合っていけるような関係性のサロンで働けたらなと思ってます。
きっと美容師になると様々なことで失敗したり、何回も壁に当たったりすることもあると思うのですが、そういう時に優しく教えてくれるような人たちと仕事ができたら最高だな。
私は、就職してすぐはきっと何も出来ないので、先輩に教えてもらう場面が多いと思います。
もちろん”察する”というのも必要だと思うんですけど、そういうのしっかり教えてもらえるような環境だったらいいなぁ…。
技術面に関してもカリキュラムがあるといのは安心できる要素になります。仮になかったとしても自分がやった分だけできるようになる環境があったり、教えてくれる先輩の美容師の方がいたり…指導がちゃんと行き通ってるサロンを選びたいな。
美容師ってね、やった分だけ自分に返ってくる仕事だから。
そのやっている工程を楽しみながらできる環境かどうかっていうのがサロンの決め手になりそうですね!
美容師さんはサロンワークしてる時 ”お客様と笑顔で話す” は当たり前だと思うんです。
もちろん、そういう面はお邪魔して拝見できると思うのですが、一方で『スタイリストーアシスタント』の関係性の良さみたいなところも判断する上で重要だと思ってます。
お客様の目の前でめちゃくちゃに説教しているシーンとか見てしまうと「厳しいサロンかも…?」と思ってしまうかもしれません。
そういった中の部分も見ながら決めていきたいなと思います。
自分が入るサロンの希望や理想があるのはめちゃくちゃ大事なことなので、妥協せずにみなさんやってほしいなと思います。
あとは大事なことですが、それらの想いを恥ずかしがらずにサロンに伝えましょう。
知りたいことを聞くための一番の方法です。
身につけたいこと
続いて…美容師になったらどんなことスキルを身につけたり学んだりしていきたいか、 皆さんに聞いていこうと思います。
私は学校の選択コースでも取得をしているのですが着付好きなので、それをもっと学んでいきたいなと思ってます。
ゆくゆくは成人式や七五三などのイベントの際の着付のお仕事ができるようになっていきながら、それに合わせてヘアメイクまで通してできるような美容師になっていけるように勉強していきたいですね。
僕はカットどこまでも極めていきたいですね。
髪の毛ってミリ単位のカットで結構変わってくるじゃないですか、その少しをこだわることでボリュームが減らしたりとか、お客様の骨格に合わせられたりするようになると思うんです。
お客様によって全く違うので、きっとキリがないくらい奥が深い技術ですけど、そんな技術を身につけたいですね。
私はカラーに力を入れたいなと思ってます。
昔に比べるとカラーをされるお客様が圧倒的に増えてきてますしね。
ただ、 今は学校の授業でも週1回ぐらいでモデルをさせてもらってますが全然まだまだなので美容師になってからもカラーモデルの募集したりして、流行を提供できるような美容師になれるように頑張りたいと思います。
みんなすごい向上心ですね。
実は学校から学べることはいっぱいあって、美容師になった時に結構「そういえばこれ学んだな」とか「こういうやり方もあるんだな」みたいに思い返して気づきが増えることはたくさんあるので、学校生活でどこまで吸収できるかは結構重要です。
今の学生生活で土台を作っておけると美容師になった時に、一歩リードしてスタートができると思うので頑張りましょう。
美容師になる上での疑問や不安
今美容師としてどんなことを学びたいかということを質問させてもらいました!とはいえ「楽しそうだな」とか「夢があるな」とかばかりではなく、美容師になる上でちょっと心配や不安に思うことがそれぞれあるかと思います。
どんな小さいことでもいいので、良ければお話を聞かせていただけたらと思います。
僕が1番気になるのは”給与”ですかね。美容師って給与が高いっていうイメージがあまりないので…
今は「レベルが上がっていけば稼げるでしょ」っていうイメージなんで、そんなに気にしてもないですけど、親世代からも「美容師は稼げないよ」と昔から言われているので少し気にかかる点ですね。
うん、確かに昔は美容師ってそのあたりちょっとネガティブでしたよね。
拘束時間が長い・お給料が低い・休みが少ない…でもここ10〜20年ぐらい親世代の生きてきた環境から比べるとガラッと変わってきてます。
とはいえ最終的には自分次第な職業でもあると思います。
水準が上がったことは良いことですが、生活の基準が作れる給与のサロンで自分がどう頑張っていくかが考えられるようになるとなお良いですね。
給与って特に美容師の世界では人からの評価が数字化されているものと思ってもらえればいいかなと思います。
自分が頑張りたいと思ったものをどんどん追求した結果、お客様が喜んでくれれば豊かな生活は送れる仕事なんじゃないかなと思います。
カラー剤とかパーマ剤などのいわゆる薬剤で手とか荒れたりとかで手が荒れてしまって美容師ができなくなると聞いたりします。
実際やってみないとわからない部分ではありますけどそのあたりは心配だな…。
以前美容師さんが手荒れが原因で辞めてしまう人たちが、 年間で約2万人ぐらいいるというデータがありました。
それだけ結構深刻な問題だったんです。
近年は薬剤が良くなってきてるのもありますが体質的に合わない可能性もあるので少なくともケアは絶対にしないとダメです。
特にアシスタント期はシャンプーなどで手の皮脂が落ちてしまいやすいため、ケアの仕方などは先輩にアドバイスを聞いて準備しておけると良いですね。
就職したら1人暮らしをする予定なんです。
お金もそうですが、どちらかというと生活面の方が気になります。
家に帰ってからご飯作って洗濯して…家のこと全部1人でやって、次の日にまた朝早く起きて、お店に行って練習して…っていうのを繰り返して行くのは思ってるよりも、すごく大変だよって言われてて、
アシスタントで掃除とか雑用をしながら、技術も磨いていかなくちゃいけないし、さらに家のことも考えなくちゃいけないしで、全部1人でやっていけるかなっていう不安はあります。
できちゃいます笑
学生から社会人ってやっぱ全然違うし、責任も変わってくるので、その環境に慣れるっていうのが最初大変だと思います。
もしかしたら「合わないんじゃないかな…?」って最初は落ち込む瞬間はあるかもしれないですけど、慣れることで解消できる部分が大きいです。
その辺りの不安は経験者である先輩たちに相談するのも一つの手ですね。
きっと同じような悩みを抱えてそれを克服してきた人ばかりなので、アドバイスは参考になるはずです。
完璧を求めすぎると疲れちゃうからね、ほどほどで大丈夫!
どんな美容師になりたい
じゃあ皆さん「自分は将来こういう美容師になりたい!」っていう志を聞きたいと思います。
私が内定をいただいているサロンはどちらかというと”地域密着型”です。そういう街に溶け込んだ場所で将来的には、地域の皆さんに絶対に必要にされるような美容師になりたいと思います。
それのためには技術は大切だと思いますし、あとは人間力も大切かなと思います。
人間力っていうと、山崎さん的にはどういう人間力が大事だと思いますか。
社会人なので、責任やマナーがある人…?あとは思いやりのある人かな…?
うんうん!いいと思うよ!
例えば初めてサロンに行くときって期待はあるけど不安もあるじゃないですか。
そういったネガティブな要素を取り除いてあげて、帰るときには”可愛いな” ”かっこいいな”ってお客様が自身のことを気に入ってもらえるような、美容師になりたいなと
あとは、美容室変える時の理由ってお金や技術もそうだけど、やっぱり”人”だと思うんです。
だからお金とか技術の前に、人としてなんか話しやすい感じとか、やってもらって安心感があるような美容師になりたいなって思ってます。
お客様も頑張ってる人に接客されてるかどうかはわかるはずです。
一生懸命さを伝えられるように、お客様に向き合うことができればきっと大丈夫ですよ。
美容師になるって決めてからずっと目標にしていることがあって…。
僕、お店の中で 1番売り上げが高い人になりたいんですよ。ただそれだけじゃなくて、お店を引っ張っていけるような存在になりたいです。
そのためにまずは自分が一番になること。
それまで先輩方に教わりながら達成したことを次の世代にしっかり教えて頼られるような存在になりたいと思います。
非常に素敵な志ですね。
その気持ちを忘れずにやっていきましょう。
「この人についていきたい!」って思われるような人になってもらいたいですね。
今日は皆さんから刺激受けて自分の見直しにもなりました、今日は皆さんご協力ありがとうございましたー!
学生の皆さん、取材させていただきありがとうございましたー!
先生にも聞いてみた
先生方から改めて学校の印象や特色をぜひお伺いしたいと思います。
美容師の国家資格を取るっていうこと以外にも『選択コース』というところで、着付けやネイル、エステなど…
+αの資格っていうのを取得できることが、本校の強みであると思います。
また協力会にご参加くださるサロン様が多数ありますので、就職に関しても県内県外問わずに選択が可能ということに強みがあるのかなっていうのが、本校の特色ですね。
今在籍されている学生さんたちの傾向や変化などはありますでしょうか。
何かを教わる際は『人に教わる』というのが当たり前だったかなと思うんですけど、今はネットが進んでる時代で、美容師の方々もyoutubeでカットやアップの解説動画などのコンテンツが配信されるようになりました。
学生が自らそういったものを見て『見よう見まねでやってみる』ということがここ数年で増えてきてますね。
我々教員に教えを問うのではなくて、自分から進んで何かを調べてみるという傾向はあるのかなと思います。
最後に学生さんたちを美容の世界に送り出す学校として美容業界に求めることはありますでしょうか。
若手育成というのはとても多変なことだと思うのですが、技術・接客・人間性それぞれ独り立ちできるような人間に育てていけるような環境を整えていただければなと思います。
我々は美容業界に送り出してくださる学校からバトンを受け取る側ですので、先生方のご意見をしっかり汲み取りながら業界通しでいい関係が気づけたらなと思っています。
今日はどうもありがとうございました!
ありがとうございましたー!
学校情報
郡山ヘアメイクカレッジ
〒963-0108 福島県郡山市笹川3丁目53−1
お問い合わせ:024-937-0008
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サロスクマガジン編集長
美容学生と美容師に取材を行っている
本職は美容師
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